白福「 …そんなの、止めるに決まってるじゃ~ん ?? どうしたのいきなり… 」
だよな、…
木葉「 俺、さ…。パパ活の現場見ちゃったかも知んない… 」
マネズ「「 …え、 」」
驚きを隠せないのだろう、呆然とする2人。
雀田「 …それ、どこで?? 」
やがて雀田が口を開き、俺に問う。
木葉「 あー…、✗✗の近く 」
白福「 確かに… あそこ、繁華街だらけだもんね~… 」
木葉「 そう、なんだよな…。しかも、梟谷の制服着てたし … 」
雀田「 まじ… ?? 」
確認事の様に小声で言ったつもりだったが、雀田には聞こえていたらしい。
木葉「 …おう 」
ほら、と言いながらスマホを起動させ、昨日撮った写真を見せる。
白福「 わ、… ホントだ… 」
驚きつつも、真剣な表情は顔から抜け落ちない2人。
…こいつらに話したのは正解かもな。
なんて思っていた。
〝彼〟が聞いているとも知らずに。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!