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第17話

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泣いている間、小さい子供をあやすかのように背中を撫でて落ち着かせてくれる純喜くん。




一頻り泣いて呼吸を整える。




「頑張ってって言えなかった」




心の中のモヤモヤを1つ言葉にしただけなのに、また溢れてくる涙。




「応援したいのに、それが出来ない」




豆ちゃんごめんね。
頑張れって言ってあげたいのに出来ないダメな人でごめんね。










純「別にいいんとちゃう?すぐに切り替えるなんてそりゃ難しいわ」


「いいの?」


驚いて顔を上げると目があう。
鼻出とるぞとティッシュを渡された。




純「俺からしたら、応援したい気持ちがあるだけでも偉いで」

「でも出来ないんだよ?」

純「応援出来るようになったらでええやん」











自分に対する気持ちのモヤモヤは解決したわけじゃない。


だけど純喜くんの言葉でなんだか少し心が軽くなった気がした。







豆ちゃん、遅くなるかもしれないけど許してね。







純「落ち着いたか?」




頭をポンポンして覗き込んでくる純喜くんの笑顔が見たことないくらい優しかった。



今の私には人の優しさが身に染みすぎて簡単に涙が出てくるみたい。



「ぅうう…ううう」


純「もう何やねん、しょうないなぁ」




また純喜くんの服に顔をうずめて泣くと、笑いながら受け止めてくれた。
















「ズズッ……」


純「!?おい、鼻つけたやろ!」

「つけたんじゃない。ついちゃったの」


純喜くんの胸元に私の涙の染みと、恥ずかしながら鼻の跡。

ティッシュで一生懸命拭いてる。




「泣かしたの純喜くんじゃん」

純「はい?違うやろ!どうするんこれ〜」








話聞いてくれてありがとう、純喜くん。