無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第32話

32

ゴロゴロと引きずる音





近づく足音



ピンポーン




年を越して2日目の早朝。


夢現ゆめうつつな私。




部屋で鳴り響くインターホンもどこか遠くに聞こえた。










純「あなた起きとるか?」







次に聞こえてきたのは元気になれる声。










急いでベッドから抜け出してドアを開けると、純喜くんが立っていた。




純「あなたが寂しそうやったから2日早めて帰ってきたわ」



ってニコニコの笑顔で言う。



「別に寂しくないし〜純喜くんが可愛い妹に会いたくて仕方なかったんでしょ?」




本当は嬉しいんだけどね。



なーんか、素直に喜んだら負けな気がして。





純「妹…」

「ん、お兄ちゃん何?」

純「俺ってお兄ちゃんなん?」

「うん、そう!」





相談したら嫌そうだけどちゃんと話聞いてくれたり

急な予定にもついて来てくれるし

つまらない話にものってきてくれるし



お兄ちゃんがいたらこんな感じなんだろうな。





ってこの時は本気でそう思ってた。



















次の日には殆どの人が藤原荘に戻っていた。




奨「今年もみんなで初詣行かない?」

碧「いいっすね」




昼間で集合もかけてないのに自然とみんながお座敷に集まっている。





祥「明日とかどうですか?」

拓「あー、俺とあなたはパス」

蓮「何かあるの?」

拓「2人で初詣は行くんで」




拓実くんは裏で行けないことを言うタイプなのに今日は違った。





鶴「2人ってそういう仲なん?」

「なんというか…」

拓「ま、そういう仲ってことにしといて」

「ちょっと、拓実くんっ」






普段と違って堂々と恥ずかしいことを言う。


私の顔が熱くなるのがわかった。





翔「うわ!あなた顔赤いよー!」

「う、うるさい!」





こういうイジられ方単純に慣れてないのよ!






もう、恥ずかしいな……