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第23話

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返信があったのはそれから1週間近く経ってからだった。


だけど、それは藤原荘のグループLINE。





お祝いの言葉と応援に対しての感謝と、今週中に荷物を取りに来るという内容だった。



















数日後、


純「まめぇぇえええええ!おめでとう!!!」


鼓膜が破れるくらい大きな声で祝福する純喜くん。

豆ちゃんも負けないくらい大きな声で言った。


豆「ありがとう!!!!!」




久々に会った豆ちゃんは、それまで私が知っていた豆ちゃんと違って見えた。




「デビューおめでとう」

豆「うん、ありがとう」



豆ちゃんが滞在していた数時間で交わした言葉はこれだけ。



お祝いをした後に荷物をまとめると、休みの日には遊びに来ると言って名残惜しむ暇もなく足早に去ってしまった。

















さっきまでの賑わいが嘘かのように、薄暗い部屋で1人依頼されていたイラストを描いていた。






不意にインターホンが鳴り出てみるとそこにいたのは拓実くんだった。


拓「あなた、今いい?」

「大丈夫だよ。あがる?」

拓「いや、すぐ終わるからここで」




そう言うと少し深呼吸をする。




拓「俺、あなたのこと好きやねん」

「えっ…」

拓「一緒にどこか出掛けたり少しずつでええから恋愛対象として意識して欲しい」





いきなりそんな事を言われて戸惑う。




「でも私まだ…」

拓「豆のことっ……忘れるのに利用するんでもええから」



少し食い気味に拓実くんは言った。


利用…?



「そんな酷いこと出来ないよ。それに意識してみたとして、気持ちに応える自信は無いよ」

拓「これは俺の自己満やから。無いと思ったらそれでいい。でも今答えを出すんやなくて、俺を知ってからにして欲しい…」




正直、頭がついていかない。
自分の気持ちの整理がついてないのに、次のことなんて考えられるだろうか。



それまで真剣な顔をしていた拓実くんが急に笑顔になって首を傾げて私を覗き込み









拓「あなたを振り向かせる自信あるんよ?」








と、言った。