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第22話

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旅行から帰ってきて数日経ち、ここ最近グッと気温も下がりイルミネーションで街がキラキラしている。




翔「やばい!始まる!」

奨「みんな集まってー!」






初めは豆ちゃんが参加しているオーディション番組を見るのが辛かった。


でも少しずつ前向きになれて、今ではみんなと感想を言えるようにまでなった。




そして今日、デビュー出来るかどうか決まる。



みんな早く帰ってきて座敷のテレビの前に集まった。



番組タイトル曲やバラードに課題曲を次々に披露するとあっという間に最終投票の時間。







豆原一成






この1票が豆ちゃんの夢に繋がりますように。






























鶴「冷えるで」


そう言って私の肩に上着を掛けてくれる。


「ありがとう」

鶴「豆ちゃん1位でデビューか。良かったな、で合ってる?」

「合ってるよ」

鶴「無理しとるやろ」





豆ちゃんのデビューが決まった瞬間、嬉しかった。
でもやっぱり複雑な気持ち。

もう完全にあっち側の人。

いや、既にそうだったのだけれど。




デビューが決まって盛り上がってる中から抜け出して、思い出の池の前。




鶴「豆ちゃんのデビューを喜んでる顔には見えへんよ」

「そんなことない。嬉しいよ。嬉しいけどちょっと寂しいだけ」




汐恩は何も言わずに私の顔を覗き込んだ。

すごく真っ直ぐ見られて、思わず目をそらした。




鶴「寒いんやから、はよ部屋戻り」




そう言うと汐恩は帰って行った。











豆ちゃんデビューおめでとう。







別れてから1度もメッセージのやり取りをしていない豆ちゃんのLINEにその一文を送った。