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第29話

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純喜side___




純「実は俺も買ってん。あなたのプレゼント」



あなたがいいって言っていた時計。

ライトブルーのバンド。

俺の好きな色。


つけて欲しいって思った。




「ありがとう!でもこれ高かったじゃん!」

純「ええんよ。腕かして」



スッと出されたあなた腕を手にとると気づいた。



なんか痩せた。



豆のことまだ忘れられてないんやろな。



時計をつけながら話しかける。


純「食欲無いん?痩せたやろ」

「……そうかな?食欲全然あるけど?」

純「無理すんなよ。よしっ、出来た」



あなたは腕時計を上にかざして可愛いと喜んでいた。














店を出ると先程の雪がさらに深く降り始めていた。


純「傘無いとあかんなこれ…」


近くのコンビニでビニール傘を買う。
安いだけあって小さい。





「さむっ」

純「おいっ」

「何?」



傘をさしている腕にギュッと捕まるあなた。

わざと?
それとも素なん?


もう心臓がバクバクうるさい。




だけどあなたはしれっとした顔で何も気にとめてない様子で歩き出した。






帰りたくないって言ってきたり
プレゼント買ってくれたり
腕を絡ませてきたり


嬉しい反面

勘違いするから…
















拓「あなた?」


2階にある部屋に向かう階段で後ろから拓実が声をかけてきた。


絡んでる腕をじっと見つめる。



あかん。

拓実の目が怖いことになっとる。



拓「2人で出かけてたん?」

「ううん。景瑚くんもいたけど途中で別れたよ」

拓「ふーん…」


純「じゃ、俺部屋戻るわ。おやすみ〜」






腕を解いて部屋に入る。



ドアに寄りかかると、腕に残るあなたの温もりを静かに撫でた。






今日が幸せすぎて忘れてた。





付き合ってないとはいえ、今は拓実のものやったな。













どうしようもなく胸が苦しくなった。