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第34話

34



「拓実くん歌上手だね」

拓「そう…かな?」




照れ笑いを隠そうとしてるのか手の甲で口元を隠す。



…可愛い。




待って、今日だけで何回可愛いって思った?



「〜〜〜〜っ!!!」



可愛い!って大声で叫びたいくらいだけど、言うと嫌がるから必死に我慢。



拓「あなたが考えてること分かるよ?また可愛いとか言うんやろ」



口を窄めて不貞腐れるその姿さえ可愛い!


私は試されてるのかな?















カラオケを出て家に帰る道中も手を繋いだ。



「カラオケ楽しかったなー!みんなとも行ってみたいな〜」

拓「みんな?」

「奨くんと純喜くんいつも歌ってて本当上手だなって!ちゃんと聴いてみたいな」



奨くんは所構わずいつも歌ってて
純喜くんは隣の部屋だからすごい聴こえてくるんだよね。



真夜中に歌うのはやめて欲しいけど、2人ともいい声なんだよなぁ。




拓「………」



ん?












公園の横を歩いてると急に立ち止まる拓実くん。



拓「ピアス付けてくれたんだね」



そう言って私の髪を耳にかける。



「うん!プレゼントしてくれてありがとう」



このピアス、私の趣味にハマってるんだよね。
しばらく付けることになりそう。




拓「あなたこんな時計持ってたんだ?」

「可愛いでしょ!純喜くんがくれたの」

拓「あなたも何かあげたの?」

「スマホケースあげたよ」

拓「ふーん……」






あれ?
なんかまた急に雰囲気がピリッと…




「拓実く…」

拓「早く帰ろっか」




顔を見ずに、さっきまで繋いでた手を解いてスタスタと前を歩いて行ってしまう。




なんか、不機嫌?








私、気に触ることしちゃったかな…