(イグニハイド寮
そう言った瞬間寮生達は分かりやすく顔を歪めたり、顔面蒼白になったり、ブツブツ呟いたりなど各々の反応を見せた。相当嫌そうである
いや、ごめんて。俺だって一人部屋にしてあげたいけどこういう決まりなんだわ
…さてと、俺はもう仕事終わったしさっさと部屋に帰るか
帰ろうと部屋へ向かうところに大阪弁のセツナくんが声をかけてきた
…このコミュ力、やっぱ君陽キャだったんだな
ホントに良かった、一人部屋にしといて
じゃないと相部屋のやつがかわいそ過ぎたわ←
名前を言った途端ニコニコとした満面の笑みから驚愕の表情へと変わった
セツナくんは少し引き攣らせた笑みで俺を見ている
え、俺の名前に何か不満でもあんの???←
いや、今言葉詰まってたよね
ぜってーなんかあるわ
怪しげに思っていると後ろから誰かに抱きつかれる
かなり拗ねた様子のイデアの声が聞こえてきた
やっぱり抱きついてきてるのイデアだったか…クッ、拗ねてるとか俺の主可愛すぎる←
なんかセツナくん悶えてるな、どうかしたか?
お礼を言うとセツナくんは凄い勢いでどこかへ去っていった
え、俺なんか気に障ることした?
(イグニ__セツナの部屋
セツナは部屋は入るとすぐにベッドへダイブし枕に顔を押し付けた
何故か?それは
本日の絡みを全力で叫ぶためだ←
ちなみにノンブレスで←
実はこの男、イケメンオタクでBL大好き人間なのだ
そしてあなた同様、転生者だ
何故この男が転生したと言うとそれは少し時を遡る
【セツナside】
(日本__アニメイト前
口笛を吹きながら上機嫌に道を歩く
その手には漫画いっぱいの袋が、内容は全てBLだ
よし、狙ってた新作BLも新しく買えた!!
はよ家帰って読も
そう思い足を早める
信号がちょうど青だったので間に合うように横断歩道へと少し走った
そんなことを考え横断歩道を走り抜けとようとした
……しかし彼は上機嫌だったのと新作を読みたいと言うことで頭がいっぱいだったため突如きたトラックに気づかなかった
う、痛い痛い痛い!!体がちぎれてるみたいに痛い!!
もしかしてわいトラックにはねられた?
なんでよりによって今日やねん!!新作BL読みたかったのに(泣)!!
ふざけんな!!クソがッ!!!
……あ、もうい、しきが
最後まで新作BLを読みたいという思考でこの男の一生は幕を閉じた
はずだった
(????
目が覚めるとそこはどこまでも真っ白な世界
そこにセツナはポツンと1人で立っていた
突如女性か男性か分からない中性的な声が聞こえてくる
振り向いて見ると白いワンピース的なやつを着て顔を白い紙で隠している男?がいた
それを聞ぃた瞬間、わいは拳を握りしめ
1発腹にパンチをおみまいした←
そう言って神様と名乗るやつは下手な嘘泣きを始める
なのでまた拳を握りしめ神様に…
結構ガチな声で行ってきたので握りしめていた拳を元に戻す
………………
無言で拳を握りしめ髪を殴ろうと構えた←
こ、こいつわいのことを知り尽くしとる…!!
そのことは同士にしか言うたことないのに…
もしかして犯罪者かこいつ!?←
…まあ今は最高な環境ってやつが気になるからどうでもええか←
男子校という単語を聞いた瞬間セツナの体がピクッっと反応した
その反応に髪←は「食いついた」と裏でニヤリと笑う
そうポーズをビシッと決めてわいに聞いてくる髪様←
………魔法が使える、それに男子校!!
これはオタクなわいにとってめっちゃええ!!
よし、そこに送ってもらおう
そうジトーっと呆れたような目で神様を見る
そしてわいになんか手をかざし始めた
すると、神様の手が光り始める
わいそのゲーム知らんから色々教えて欲しかったんやけど!?
そう言おうと口を開いた瞬間強く光だし周りが見えなくなる、そして地面の感覚が無くなった
そしてかなり風を感じる
どうやらわいは凄いスピードで落ちているみたいだ
え
髪やろうが何かを顔面に投げつけてきた
手に取ってなんとか見るとそれは自分のスマホだ
上からそう手を振ってわいを送り出す髪野郎にわいは
と文句を言いながら深い穴を落ちていった
(NRC__廊下
起き上がって見渡すと教室などが右手にある廊下らしきところにいた
どうやらツイステッドワンダーランドの世界に無事に来たらしい
……………これわいどこ行ったらええんや?
セツナはブラブラと廊下を歩き進める
しかし当然学園の地理なんて知らず、開始1分でさらに迷子となった←
そして人をみつけようとさまよい続けているところ、あなたに会ったのである
(セツナの部屋__現在
そしてセツナは今日の絡みを脳内で思い出しニヤケながら眠りについた
やはりこの男
2人部屋だと相手が色々な意味で可哀想だった←
続く
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今回文意味不でやばし笑(作)
イメ画__神園刹那
メーカー︰男子メーカー様
詳しくはいつか載せます←
お久しぶりです!
やっと!終わりました!無事に!英語と社会と理科と音楽は!死にました!←
まあ僕過去は振り向かないで行く主義なんで、もうテストなんて記憶から抹消させます←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。