第31話
なんだかんだで2回目の入学式
もう入学して1年、俺はもう2年生となった
←早く2年生編を書きたかった
ほんとに色々あった
レオナ先輩に飯作りに行ったり
家庭科の授業でリリアがヤバかったり
マジフト大会でマレウスと一騎打ちしたり
チェーニャがとつってきたり
認識阻害魔法をかけすぎて逆に皆んなが慣れて姿が見えるようになってきたりと他にも色々
……うん、さらばだモブ人生(白目)
←この色々は番外編として出す…かもしれない
そして今俺は引きこもってしまった寮長に変わり、不本意ながらもイグニハイド寮副寮長として入学式に出席するため鏡の間に向かっているところである
なんで副寮長なってんのって?
いや、俺だってなりたくなかった
けどさぁ、次の副寮長にだった人がもう2年目突入してて限界だったらしく半年前に
「頼むよあなた君!!君が好きな店のチーズケーキ買ってきてあげるからさ!!(泣)」
って泣きながら頼んで来て断れなくて、なってしまったってわけ
……べ、別にチーズケーキにつられたとかじゃないからな(汗)←
スタスタと誰もいないはずの廊下を歩いていると容姿は分からないが1人生徒がいた
…在学生はもう鏡の間にいるだろうし、新入生か?
振り向いてようやく彼の容姿が分かったが、メガネをかけていて……こちらでは珍しい黒髪黒目
そして日本で聞き馴染みのある大阪弁で話している
もしかしてコイツ……いや、まさかな
…なんか小声で叫んでいる気が…気のせいか?
そういや名前を聞いてなかった
セツナ・カミゾノ……この名前の感じ
それに神園って言いかけた…
間違いない
コイツ俺と同じ「日本人」だな
なぜまた1人ここに日本人がいるんだ!?
いや、マジのゲーム世界じゃなくて世界線だから転生者もトリップ者もいるかもしれないけどさ
…………どうしよう
「俺もそうです」
とか言おうか……めんどくさいからやめるか←
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(鏡の間
言葉を続けようとしたが、出なかった
なぜなら双子のタレ目の方が何故か暴れていて教師陣が止めようとしている真っ最中だったからである
え、結構ガジでなんでだ?
理由はその後すぐにわかった
あー、完全に理解した
この世界フロイド転寮説要素が入ってるんだな
←作者が好きだから入れた
…よく見ると奥にアズールくん達いるな、……3人とも笑ってるんだが←、ジェイドは少し困ってそうに眉を下げてるがあれは絶対困ってない
どうやら止める気はないらしい
いやいやいや、フロイドを止めて!?
他の寮長達も返事はしていないが面倒事は御免だと言った感じで動く気配は見えない
学園長は見事に全員に断られ仮面の上からもわかるほど困った表情をした
なんかウケる←
あ、やべぇこっち見た
学園長の視線の先にはクルーウェル先生やトレイン先生の静止を受けながらも未だに暴れているフロイドの姿があった
はあー、やっぱ俺が止めるしかないか…
諦めてフロイド達の方へ音を立てずに歩いていく
鬼のような形相で手に持っている鞭をパシンッと鳴らす
…いつ見ても慣れないなあの鞭についてる首輪
ほんとあれいつも持ってるから授業中とかもう…はぁ…………
ってその前にクルーウェル様が爆発寸前だ、これは早くしないと
俺はすぐさまフロイドの後ろの方へ移動して、
首根っこを掴んで地面から浮かせる←
一瞬クルーウェル先生が驚きの表情を見せたがすぐにいつもの表情に戻り鞭を下げた
良かったガチギレしなくて
フロイドはいきなり自分の体が浮いたことにビックリしたのか動きを止めている
だがすぐに戻り足をじたばたと動かして暴れだした
……これ早くとめないと俺の手が筋肉痛に…!!
俺の声を聞いた瞬間またフロイドはまた動きを止めた
動き止めたり始めたりして忙しいな
もう完全に動くのをやめたので筋肉痛回避のためにもフロイドを下ろす
落ち着いたのか先程のような動向がカッと開いた状態ではなくいつものタレ目に戻っていた
そして首を傾げつつ俺に聞いてくる
いや、可愛いかよ←
そう言いながら俺に勢いよく抱きついてくるフロイド
いや、もはや抱きつくではなく締めるとなっている
…………タイムタイム!!締める力が強い!!俺の骨死ぬ!!
俺の骨をキシキシと音がなりそうなぐらい締め付けながら、頭を胸元ら辺にグリグリと押付けてそう言う
か わ い い 、うん締められて痛いけど可愛い
まあ俺の主達も可愛さでは負けてないがな!!←
渋々ながらも俺をキツく締めている腕を離した
そして真っ直ぐにアズールくん達のところは行き何やら楽しそうに話し始める
なんかアズールくん茹でダコみたいになってるが…←
まあ、良かったな同じ寮になれて
転寮出来なかったら俺が鏡に脅s…じゃなくてお話をしてあげるから←
その楽しげな姿を見届けて俺は寮長達が集まるところへと戻った
…あ、セツナくんほったらかしてた←
急いで周りを見渡してみると学園長がセツナくんを案内していた
良かったー
すごい不貞腐れた様子で俺を見てくる
おじたんは何やらご不満のようだ
舌打ちをしつつ、この人もフロイド同様抱きついてきた。離してはくれ無さそうだがそこまで力は強くない
さっすがレディーファーストなレオナおじたん、こういう時の強さをちゃーんと分かっていらっしゃる
…………あれ、俺男だよな?←(今更)、まあいっか
だけど今入学式だから視線が痛いなーアハハ
俺アンタの物じゃないんですけど!?
そもそも物じゃねぇし!!!
物だったとしても俺はシュラウド兄弟のものだからな(執事として)!!←誤解招く言い方やめぃ
結局入学式終わるまで離してはくれなかった
さすがに寮生を案内する時間前には離してくれた、うん、良かった。このままだったらイケメェンな顔が近すぎて俺のSAN値が激ヤバだったわ
……おっと、こんなこと考えている場合じゃない。
気を取り直して寮生の方へ意識を向ける
少し奥の方には見覚えのある黒髪黒目の生徒がいた
……お、うちの寮か。
あの子若干陽キャっぽいから相部屋させるやつどうしようか…
あ
もういっその事1人にさせるか←
俺は寮生を連れてイグニハイド寮へと戻った
続く
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作者からお知らせ
はい、僕2年生編の時のやつ少し書きたいのがあって原作へ行くのがまた(かなり)遅くなります
…許してちょ←
※今から期末テストの勉強を始めなければなりませんので2週間ほど更新が不定期になります…あ、てかできません
それでは作者のテストが無事に死n…ゴホン、終わるまでお待ちください←