女子はカースト社会である。
『キーンコーンカーン』
「授業はここまで!復習しとけよー」
「ねえねえ、昨日のテレビ見た?」
「みたみたーー!…ぎゃははは!!」
冒頭で紹介したとおり、女子はカースト社会である。1クラスには15~20人程度の女子がいる。女子は、口に出しこそはしないが、カーストのようなものがある。
女子の頂点に君臨するのが、A級。
休み時間に教室でうるさく騒いでいても、注意できるものは少ない。ヤンキー系・ギャル系が多く、容姿が恵まれているほど上位に属する。
その次がB級。
特にトラブルを起こすこともない、普通の女子。
そして、一番下がC級。
嫌われ者やオタク系が多く、いじめのターゲットにされやすい。
このように女子はカースト社会になっているのだ。
そのため、A級が教室で騒いでいても注意できないのだ。
それが女子。されど女子。
女に生まれたからには避けられない道なのだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。