第4話

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2018/10/01 11:46
紫耀とは幼馴染だけど漫画のように隣の家って訳じゃない




それでも近い方だと思う




だから、毎朝迎えに来てもらってるんだけどね




紫耀「バイバイ。あなた」


「おん、じゃあね」




帰りも私の家まで送ってくれる




本当に優しい




ガチャ




「ただいま~」


母「おかえり」




そのまま自分の部屋に行こうとした時




母「あっ!あんた宛に手紙届いてるよ」




へー、手紙なんて珍しい




私、誰にも手紙なんて送った記憶ないんだけどな…




「ありがと」




そう言って手紙を受け取り部屋に戻った




制服のままベッドにダイブする




「あー、疲れた」




あ、手紙届いてるんだった




その手紙は白くていかにも高級感溢れるものだった




「え、なんか緊張する」




手紙の中身も知らないのに勝手に緊張する




裏を向けると




『高橋 あなた 様
政府婚約通知』




と書かれてあった

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