第10話

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2021/03/09 04:49
その日の夜、さくらは夢を見ていた。


(さくら)【ここをこうすれば……よし!できた!】


(上司)【築島さん、どうだね新しい服は出来たかね?】


(さくら)【はい、できました!どうでしょうか?】


(上司)【どれどれ……】


その上司はさくらが仕上げた服をまじまじと見る。


(さくら)【……】


(上司)【駄目だな……やり直しなさい】


(さくら)【あの、具体的にどういったところがダメなんでしょうか?】


(上司)【全部がダメだ!構造からやり直せ】


(さくら)【はい、わかりました……】


さくらは上司の言葉に頷き、再びスケッチブックを取りだし、服の構造を描き始める。


そのとき……


(上司)【俺のもとで働くことが不満か?】


(さくら)【いえ、そんなことは……】


俯きがちに話すさくらに上司は……


(上司)【お前は黙って俺の言うことを聞いていればいいんだ!!従わないと言うのなら】


(さくら)【きゃっ!!】


その上司はさくらをの腕を掴み床に寝かせる


(上司)【お前がいなくても、この会社は充分やっていける、止めてくれてもいいんだぞ?】


さくらの足や腕を踏んだり、蹴ったりしていた。


(さくら)【止めて、ください……】


クスクス( *´艸`)


周りからの視線がさくらに突き刺さる。


そこでさくらの視界は暗転した。

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