すると先生がやってきて何が起きたのか分からなかったが無事外に私たち生徒は出ていた
先生たちは…いない…
助けに行くことは出来なかった。まずここがどこなのか分からない。
携帯も圏外だから繋がらない
みんなの答えは「嫌」だった
「殺してしまうかもしれない…」
みんながきっと心の中で思った
…嫌だ…
自分たちが頑張ってきたのを取られたくないのもある…けど
なにより先生が死ぬ事が…嫌だった。
あの後先生は何気ない顔で戻ってきた。
そして私たちを送った
だけどみんな分かっていた
先生の服がかなり汚れていたこととかに
私たちのために何気ない顔で戻ってきたことに
誰もが思ったかもしれない
あの花屋をどうにかしないと行けない…ことを
どうしたらいいかなんて分からない…
_____
登校中
私たちの努力…とか全部…
あれ…あの…人
目の前には女の子がいた…
見覚えのある子…。たしかA組にいたころ何回かうちのクラス来てたよね…?、
え、えええ!?
あ、思い出した!この人…
瀬尾の彼女だ…ってことは陽斗の元カノか…
はぁ…しょうもない
腹が立つからついやりすぎると思う
でた、本性
あーだるくしちゃったなぁ
陽斗の手を引く
その子はブツブツ何か言ってたけどもう気にしない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。