ほう、個性とやら無しで67か
人間の子供にしてはいい方か
爆風で飛ばされたボールが地に着き
機械には705メートルと記してある
なるほど、便利な時代になったものだな
だがお前たちの知る以上に世界は理不尽にまみれてる
身勝手な人間どもに人生を奪われ、争い憎しみを生み
そして私ができた
意外とこいつも暑苦しいな
まぁ悪くない、気に入った
ふむ、さてどうしたものか
呪力を使って投げるもよし、そのまま投げるのもよし
まぁどっちでもいいか
相澤side
入試の時、仮想ヴィランの殆どを一瞬で破壊したという
あいつの個性かは知らんが、ロボを破壊した途端
急に入試受験生らが苦しみ出した
主に、女子が
その後すぐに収まったが、話を聞くと内蔵が捻れて
千切れるような痛みだったという
中には気絶してる人もいた
リカバリーガールが駆けつけた時は体に異常は
何一つ問題はなかった
調べてもあいつの国籍も個性も何一つ分からなかった
一応入試は合格だったためこうして1年A組となったが
あいつは危険人物だ、間違いない
長年のヒーローの勘が言っている
もし生徒らに危害を加えた時は、俺が……
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。