少し経って、会社の人に連れられて家に帰った
お腹に手を当てて考える
私はこのお腹の子をきちんと育てられるのかな
産んでも、お父さんが居ないって悲しむかもしれない
オッパに報告した方が良いのかな…
そんな事を考えた
部屋には私1人
誰も聞いてくれはしない
本当はこんな事を言って欲しい
でもそれは叶わない
相手は国民的アイドル
職場の人にも言えないのに…
ひたすら自分を責めた
アイドルでも公表してもバレても良い存在になれなかった
どうやってでも一緒に居たいって思ってもらえる存在になれなかった
たまたまテレビで流れていたオッパ達
Home…。今聴くと涙が止まらなくなってしまいそう
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!