次の日の朝目を覚ましてリビングに向かうと、
そこには瀬戸くんと城田さん、岡田くんと春馬くんに田中くんが居た。
私は席に着いた。
そう言って皆朝食を食べ始める。
その時皆の顔が明るくなった。
そして、手を上げたのは、田中くん瀬戸くん春馬くん城田さん…え?全員?
そして、その時リビングのドアが開いた。
そして、綾野くんは私の前に来た。
その時綾野くんが怪しく微笑む。
空気がピリピリする。
その時一瞬にしては私は壁に叩きつけられた。綾野くんの鎌に押さえつけられる。
その時綾野くんの首に噛み付いた岡田くん?
岡田を振りほどく綾野くん。
首からは大量の血が流れていた…。
皆は今のうちにこっちに来いと言っていたが、私は綾野くんに駆け寄る。
綾野くんはそのまま自分の部屋に戻って行った。
そして、私達は準備をして家を出る。
そこで私は重要な事を思い出す。
ゲームを見たままそう言う菅田くん。
本当にどうしよう。
屋敷の前で考えていると、遠くから声が聞こえた。
高校以来会っていなかった正孝に会えて嬉しかった。
正孝がこっちに駆け寄ろとした時、城田さん以外皆引き下がる。
正孝と私の間に割り込む城田さん。
皆困惑したような顔をしていた。
その時岡田くんが思い出す。
私はまだ疑心暗鬼な皆を連れて正孝の車に乗り込む。
正孝の運転で海に向かう。
着くと皆一斉に海に向かって行く。
私は皆が行って、私と正孝だけが残る。
正孝はそう言って座り込んだ。
正孝は私の腕を掴んで私を見上げる。
正孝は私の腕を離して海を見る。
そこには元気で遊ぶ皆。
圭くんと春馬くんが水の掛け合いをしていたり、岡田くんと瀬戸くんは砂浜で何か作っていた。菅田くんは海に来てまでゲームをしていた。
私は微笑みながら正孝と海を見ていた時に、ある人と目が合う。
城田さん…?城田さんだけは海では私を見つめていた。
昨日の城田さんを思い出す。
いやいや……人間と獣人が恋するなんてありえないよね…?
そんな疑問もありながら、楽しい1日を過ごした。
私達は家に帰る。正孝と共に、
そして直ぐに料理を始める瀬戸くんと城田さん。
テーブルでは正孝を取り囲む皆。
何故かチラチラと私を見て小声で話す皆。
私はムッとしながら丸聞こえな小声を聞いていた。
そうやってガヤガヤしていると、岡田くんが私の隣でクスクス笑う。
岡田くんにもっと詳しく聞きたかったけど、食事になり、聞けなかった。
その日、正孝も泊まっていく事になった。
もうすっかり仲良くなっていた、私は岡田くんに呼ばれ部屋に向かった。
私は岡田くんに瀬戸くんから渡されたお茶を出して岡田くんの隣に座る。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!