前の話
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魔界ポテチを頬張る俺を無視して、おじいちゃんは入ってきた。
ちなみに俺が食べている魔界ポテチは『絶叫コンソメ味』である。
ていうか、俺の部屋入る時はノックぐらいしてよね?って言おうとしたら、おじいちゃんの後ろから、青い髪の子が俺の部屋に入ってきた。
サッとおじいちゃんの後ろに隠れる。人見知りなものなのでね!!!!!!!!
イルマと呼ばれた子はもじもじとしている。
何だこのやりとり
一応名前を言っておく
にっ、にににににににんげんっ?!
サッと距離をとる。だって怖いもん
な、何を言ってるの・・・おじいちゃん?
俺人見知りなんだよ?助けに行けるわけなくない?
おじいちゃんはイルマくんを俺の部屋に置いていき、出ていった。
うう・・・にんげん...しかもはじめましての人と同じ部屋に2人きりで座ってる...無理...もう無理...色々キャパオーバーしそう・・・
イルマくんが頭を下げる。
もうやばいマジで...死にたい...
語彙力ないんだよ察してくれ...
へにゃってイルマくんが笑う。
あ...可愛い...天使...
まぁうん、俺の弟になるんだし、仲良くしなくちゃだよね
可愛い...溶ける...
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。