「何それミンギュ最低じゃん
殴ろうか?あなたちゃん、殴ろっか?」
あれから私が泣き叫んだので、
ジュンピの家にお邪魔することになりました
『ジュンピ落ち着いてよ』
" 落ち着けるわけ無いじゃん! "
と言って足を組むジュンピ
『あの子可愛かったなあ、』
「何嫉妬かよ」
『…そうだよ。』
「ごめんごめん」
『変に優しくて気持ち悪い…』
「帰れ」
『ジュンピ怖い…』
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「で、この後どうするわけ」
『泊まらせて!!!』
「っは…!?馬鹿なの?」
『なななんで?!
私たち幼馴染じゃん!』
遅くなりましたが、
私とジュンピは歳が1個違うけど
小さい頃から仲が良くて
世でいう " 幼馴染 " だ。
「いや、
さすがに他の男の女を家に泊めるわけには」
『そんな意識されると恥ずかしいんだが…』
「何恥ずかしがってんの?」
そう言って私にデコピンするジュンピ
『痛っ』
「あ、その表情好きかも」
『意味わからな、痛い痛い』
「ふふ、あと1回だけ!」
『や、いやに決まってる、って言ってるじゃん!』
「はは、楽し」
『ジュンピってSだよね、酷い…』
「もっかいやってやろうか(^_^)←」
『辞めてください(^_^)』
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『ジュンピ、私帰った方がいいかな』
「分かんないけど帰って大丈夫なの?」
『…分かんない…』
「なら泊まってけば」
『え!いいの!』
「晩ご飯作ってよ」
『作る作る!ジュンピありがと!!』
「そんな喜んでくれるとはね」
『フフ、夜何食べたい?』
「冷蔵庫なんもないよ」
まさか〜!
と思いながら冷蔵庫を開けると
『…ほんとにここに住んでる?』
って思わず聞いちゃうほど何も無かった、、。
「買い物行く?」
『行こ!』
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『私ジュンピの家来てから結構経ってたね』
「本当だよ、」
『…迷惑でしょごめ「そんなこと一言も言ってない」
『優しすぎるって。』
「でしょ〜」
なんて他愛のない会話をしてたら
前から見覚えのある2人組が
「あ、れあなた、じゃん、」
浮気相手と手を繋ぐミンギュと遭遇
してしまいました。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。