目を開けると、そこは自分の部屋だった。
………あれ
私五条さんとこいなかったっけ…
そこで色々話聞いてもらってホットミルク飲んで……
そこからの記憶がないっ!
視界の端で机の上に何か紙が置いてあるのを発見!!
私はそれをサッと取って内容を見てみる。
そこには憎らしいほどにきれいな字でこう書かれていた。
「あなたへ☆
昨日僕の部屋で君寝ちゃったんだよね〜
一応こっちの部屋に運んどいたよ。
大丈夫!変なことしてないからっ!!
それと、今日も夜、一応僕の部屋に来てくれるかな?用事があるからね〜
グッドルッキングガイの五条先生より♡」
ここまで五条さんが運んでくれたのか…
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腹立つけど(((2回目
私は手早く制服に着替えて、カバンを用意する。
一通り終わると、リビングへ向かった。
ーリビングー
そこには予想通り、制服姿の恵がいる。
恵は自分のカバンを持つと、ラップに包まれたおにぎりを2個、こちらに差し出してくる
私はそれを受け取ると、学校を目指した。
ー教室ー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。