あなた『根拠もなしに人ん事散々馬鹿にしといて挙句の果てにはこんなんてwwあかん、わろてまうww』
「「「「「・・・」」」」」
あなた『なんで誰もこっち見ぃへんの。まぁ、色々やりたい放題言いたい放題してきて今更なぁ。それに自分らが信用してた春峰が最悪の人やったってしってまったしな。ここまでの会話でこいつが嘘つきやってわかったし』
春峰「・・・」
あなた『・・・恥ずかしい奴らやなぁ。私の話をずっと無視しとったからこうなっとんやぞ。てか今までのノート見てみ?私が書いた日と春峰が書いた日。全然ちゃうやろ』
春峰「ッ!」
あなた『傷害罪言っとったけどこの場合カッターキャーやから名誉毀損罪な。そっちが犯罪おかした側。ほら、なんか言ってみぃや』
「「「「・・・」」」」
あなた『まだ黙りかいな。ちっさい頃に悪いことしたら謝らんといけんって習わへんかったんか?』
「「「「・・・ごめ」」」」
あなた『やっぱ謝罪なんかいらんわ』
「「「「!」」」」
あなた『私は家ん用事で転校せんとあかんかった。そして家から近い高校しか選べへんかったから梟谷か井闥山行きたかったんやけど諦めた。せやから近所で探しとってここ音駒のプレースタイルが好きやった、気になった』
「「「「!」」」」
あなた『私はバレーが好きやからバレー部に入ったんに虐めみたいなんが急に始まって。でも謝られたとこで過去は変わらん。そんで?って話やな。私はバレーと同じ常に上を向いて生きとる。下を向いとる時間なんかあらへん。そんで私は春峰が最初に私に言ってきた理由でこんなことしとったとは思えへんのよな』
春峰「・・・え、?」
あなた『ノート見て、下手くそやなぁとか理解しとらへんこと多いやん思っとったことはすまん。でも、頑張ろうとしてることはわかった。それなりに色々書いてあった。やから、話してや。ちゃんと、な?』
春峰「・・・ッ、」
あなた『というわけであんたらにはこのチームのやり方、繋ぐと言うやり方で全国に行ってほしい。私は自分がいるチームで負けるとか嫌いやねん』
「「「「!」」」」
あなた『ま、私はもう音駒やなくなるからぶっちゃけ関係あらへんけど』
「「「「!?」」」」
あなた『良かったやん。変な雰囲気のままこれからやっていくことにならんくて』
春峰「音駒じゃなくなるってどういうこと」
あなた『そのままやんけw私は兵庫戻る。元々家の用事言うてもじぃちゃんの体調の都合上病院の先生がコッチにしかおらんからこっちに来た。したら先生の子供さんが兵庫の方の病院に来たから戻る。それだけ』
春峰「・・・」
あなた『態々制服とか1式揃えたんになぁ。とりあえずあんたらが見たくない顔見んくて済むようになるんやからよかったやん。準備とかあるからあと1,2週間はおるけど明日退部届け出すから関係あらへんか』
春峰「・・・」
あなた『感謝はして欲しいわw目障りなアンタがいなくなってくれてありがとうて』
「「「「・・・」」」」
あなた『びっくりしすぎて何も言えへんくなってまったかwwええわwええわw・・・・・全部どうでもええわ』
「「「「、!」」」」
あなた『はい、これで自分らとの遊びも終わり。キャラ作りも何も反抗せぇへんのも苦労したわ。自分らストレスの塊やろ。この短期間過去一の肌荒れで最悪すぎ』
春峰「!?」
あなた『春峰、アンタがしょっちゅう私みたいなブスに彼氏なんか出来るわけないとか散々ほざいとったけど、私には私のことを大好きでとても大切にしてくれる彼氏おるんよね』
春峰「それこそ証拠ないじゃない」
あなた『証拠証拠うっさいな。ほら、証拠なんて写真でもムービーでもトーク履歴でもいくらでもあるやろ』
春峰「ッ、」
あなた『あと1番の証拠と言えばこの指輪やな。私と倫のイニシャルが入っとるオーダーメイドのペアリング。これでもまだ言う?』
春峰「───────」
あなた『なんて?』
ブチッ
春峰「こんなの!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。