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2018/05/31

第4話

恋心、両かた、感情。
橘 聖夏
橘 聖夏
あっ、倫也くーん!
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
橘じゃん
橘 聖夏
橘 聖夏
橘だよ!
倫也くんに会えるから
来てみたの
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
そう、ありがとう
橘さんは、倫也のことが
好きなんだろうと思った。

さらには、水沢の存在を
知らないのだろう。


この子の想いは、僕の想いに
似ている。
知りたくなかったことを、
突然聞かされるというのは
自分の中のなにかを壊されることなんだ。


だから、
長谷川 凜斗
長谷川 凜斗
水沢、ちょっとこっち来て
小声で話しかけて、
その場から一緒に離れた。
水沢 ミコト
水沢 ミコト
どうしたの?長谷川くん
長谷川 凜斗
長谷川 凜斗
いや、えっと…
水沢 ミコト
水沢 ミコト
あっ、このドレス
どう思う?似合う?
婚約者だとわかってしまうのは…
なんて言えなかった。

長谷川 凜斗
長谷川 凜斗
うん、うん!
似合っていると思う、
とっても綺麗
水沢 ミコト
水沢 ミコト
本当?不安でさ、私
長谷川 凜斗
長谷川 凜斗
…え?
水沢 ミコト
水沢 ミコト
だって、こんな地味な
ネガティブ女子が
倫也くんの隣にいるには…
長谷川 凜斗
長谷川 凜斗
俺は、水沢のそんなところも
好きになれなきゃ
意味ないと思う。
あ、倫也がね
水沢 ミコト
水沢 ミコト
……なるほど
長谷川 凜斗
長谷川 凜斗
フフッ、だから
大丈夫だよ、もちろん
努力も必要だとは思うけど
水沢 ミコト
水沢 ミコト
……そうだね、
もっと頑張ろう、
倫也くんのために!
長谷川 凜斗
長谷川 凜斗
うん、がんばれ!
自分が言ったことを
一瞬だけ、後悔した。

でももう遅い。
もともと諦めなければならない
相手なのだから。
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
あっ、紹介するね
こっちがこん…
橘 聖夏
橘 聖夏
こん…?
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
あれ、いない…
橘 聖夏
橘 聖夏
じゃあ、一緒にいよ?
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
…うん、そうなんだけど
もうお開きだから。
それじゃあ
橘 聖夏
橘 聖夏
あっ、うん…
鈴峰家の挨拶回りも
終わり、パーティーがお開きに
なった。
______________________

水沢 ミコト
水沢 ミコト
はぁ…
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
ミコト?
こんなところにいた
水沢 ミコト
水沢 ミコト
あっ、倫也くん、ごめん。
話してたから、何も言わず
席外しちゃった
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
こっちは全然平気だけど、
ミコトは?大丈夫?
水沢 ミコト
水沢 ミコト
うん、大丈夫
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
じゃあ、送ってくよ
水沢 ミコト
水沢 ミコト
…ありがとう
倫也くんの家の車で、
家まで送ってもらった。

車は広いのに、二人で隣に座る
この距離感にドキドキした。
水沢 ミコト
水沢 ミコト
……
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
ねぇ、ミコト
水沢 ミコト
水沢 ミコト
ん?
水沢 ミコト
水沢 ミコト
……えっ
倫也くんが前から抱きついてきた。
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
今日ね
そのまま、優しく落ち着いた
低音ボイスで話してきた。
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
久しぶりにミコトに会ったけど、
ミコトのこと、ものすごく好きだ
って思ったんだ
水沢 ミコト
水沢 ミコト
…えっ?
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
なんか、ミコトの
笑顔がみたいなって思った
水沢 ミコト
水沢 ミコト
……
顔が赤くなっていそうで、
逆に、このままでいてほしかった。

鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
ミコトは、
どう思ってる?
水沢 ミコト
水沢 ミコト
えっと……
ここで伝えなくちゃ。

ずっと好きだった、
出会ったときからとても。

でも、自分には自信がない。
君の隣に立つ勇気、
君のそばに寄り添う情熱。

鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
あっ、ごめん
疲れてるのにかえって
疲れちゃうよね
水沢 ミコト
水沢 ミコト
えっ…ちが…
鈴峰 倫也
鈴峰 倫也
お疲れ様、ミコト。
今日は本当に、
本当にありがとうね
水沢 ミコト
水沢 ミコト
あっ、うん…
また、言えなかった。

出会った頃は、何度も言えた。
でも、離れたり、大人になると
恥ずかしくなった。

自分のネガティブさを
自覚して、言えなくなった。


一番信じてるこの人に、
私は気持ちを、伝えられない___。