無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

13
2021/07/23

第5話

다섯
ジョングクは私を人生で最後の友達にしようとしてくれている。

わかってる。わかってるけど…

せっかく友達になるのに2年後にはお別れなんて悲しすぎるよ。

想うことが多すぎて泣いてしまった私を見てジョングクは

『なんで泣くの。俺友達になろうって言っただけで泣かせたかった訳じゃねぇんだけど。』

「知ってるけど…でも…」

『でも…?』

グクの小さい子に話しかけるような、そんな声を聞くと言いたいことが言葉にならない。

「ううん…なんでもないです。」

「私もジョングクくんとお友達になりたい」

『そ。よかった』

ジョングクが私に、私だけに笑った。

その時の笑顔は前にここで見た笑顔よりあたたかかった。



それから、私は屋上に絶対に行くようになった。

ジョングクって呼んでたのをグクに変えてみた。

私たちは【親友】になった。


今日も私は屋上に行く。


「ちょっと、また寝てるの?」

『うわっ来た』

「何、私は化け物?」

『自覚済みか、安心。』

「何が安心よ、しばかれたいの?」

『やめて、俺お前の手で死にたくないんだけど』

「笑えない冗談言わないで」

私は真面目に言ってるのにグクはケラケラ笑ってる。

ほんと…呆れる。

でもまぁまだ会って少しなのに冗談言えるまで心を開いてくれた事に関しては嬉しい。
____________________

8月になった…さすがに屋上は暑い。

でもグクは屋上が相当お気に入りらしく、夏だろうと屋上から場所を変える気はないみたいだ。

今日も屋上に行くと、珍しくググが起きていた。

ちょうどいい。たまにはしっかり話してみよう。

「ねぇグク」

『ん、なに』

「グクってさ趣味とかないの?」

『俺の趣味?んー、歌うことかな』

「え、歌?意外!!」

『昔母さんと一緒によく歌歌ってたから好きになった』

「へぇそうなんだ…ね、なんか歌ってよ」

『は?なんでだよ。無理に決まってんじゃん』

「ちぇっケチだなぁ」

グクはガキかよ。なんて言いながら笑ってる。
最近グクはよく笑う…
そうだ、グクのしたいことをしてあげたらもっと笑顔になってくれるかも。

「じゃあ…グクは何かしたいこととかある?」

そう言うとグクは目をキラキラさせてこっちを見てきた。
なんだ、何がしたいんだ。怖い。

『遊園地行きたい!』

え、遊園地…待って私も行ったことないよ。

お父様もお母様も家にいないことが多くて、テーマパークとかに出かけた覚えがない。

んー、とりあえず貸し切ればいいのかな、

「わかった、遊園地行こっか」

「グクの誕生日9月だよね?」

『え、そーだけど。』

「じゃあ誕生日祝いで遊園地行こうよ」

『お前が祝ってくれんの?』

「そりゃまぁね、友達の誕生日だもん」

『あ、そっかぁ、そーだよなぁ』

グクが嬉しそうにニコニコするから私まで笑ってしまう。

『死ぬまでに行ってみたかったんだぁ』

まただ。最近グクは何かあったらすぐに自分の死に繋げる。

もうグクは死を意識してるのだろうか。

でもたしかに2年って以外とあっという間なのかも。

その貴重な時間を私と過ごしてくれるグクには感謝しかない。

よし、大切な親友の誕生日、いい思い出にしてあげよう。

next_ .