あなたside
ゆんぎが部屋から出ていった後色々考えていたが疲れて寝てしまった
チュンチュンチュン
スマホに手を伸ばして時間を見てみると
急いでいてバタバタしていて焦って階段を降りていたら
あと数段のところで
ドッターン
数段落ちてしまった
落ちた時に手をついたら捻ってしまった
さらに運の悪いことに落ちた原因が足を捻ったことで足も痛かった
階段の下で痛さで唸っていたら
上の方から声がした
上の方へ向いてみると
心配そうな顔をしたゆんぎが立っていた
痛そうにしている私をみて
そういって急いで階段を降りてきてくれた
あまりの痛さで立つことも厳しかった
すると
フワッ
私の体が宙に浮いた
ゆんぎが私のことをお姫様抱っこしてくれた
ゆんぎとの真っ白で綺麗な顔の距離が近く
あまりの恥ずかしさで顔が真っ赤になった
ゆんぎはリビングのソファーまで運んでくれた
ドサッ
はっと気がつき時計を見てみると8:20になっていた
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!