第114話

#111
1,071
2019/06/13 23:27
土下座しようとして膝をついた時だった
???
みっともな
誰かの声がした
私とナユおんにはそっちを見た
ゆんぎ
だっさ
階段の下にゆんぎがいたのだ
ゆんぎ
なんでこんなところで膝ついてんの
ゆんぎ
まじありえないわ
ナユ
あなたが今転んじゃって
ゆんぎ
ほんっとみっともないな
やっぱりゆんぎはナユおんにの味方なんだ
そう思ったときだった
ナユ
だよねぇ
ゆんぎ
だよねぇじゃねーよ
ゆんぎ
ナユ、お前のことだよ
ナユ
えっ
ナユ
どーゆーこと
ゆんぎ
お前ってこんなやつだったんだな
ゆんぎ
見損なったわ
そういって私を立たせてくれた
ナユ
待ってよ!
ゆんぎ
は?なにが?
ゆんぎ
ナユのゆんぎとか言ってたけどお前の物になった覚えはない
ナユ
ナユのこと好きだったんじゃないの
ゆんぎ
最初は好きだった
ゆんぎ
けどあなたと出会ってから俺は変わった
ナユ
なんっで
ナユおんには泣きながら聞いた
ゆんぎ
あなたは俺たち兄弟を仲良くさせようといろんな事をしてくれた
ゆんぎ
どんなに冷たく当たってもめげずに努力してくれた
ゆんぎ
まぁそーゆーことだから
ゆんぎ
もうお前と関わるつもりはないから
ゆんぎ
俺の目の前に現れるな
私の腕を引っ張って階段を下りた











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