第8話

🥀>>6
525
2019/03/25 03:28
《あなたside》
勢いで飛び出してきてしまった…

またあたしは同じことを繰り返してしまった
また捨てられてしまう


次は何処に行こう。もうあそこには戻りたくない…
エイジ
エイジ
あなた…
あなた

エ、エイジ…

捨てられてしまう…嫌だ。
もう、お金の為に自分を捨てたくない…。
エイジ
エイジ
ごめん。もうお前にh…
あなた

嫌だ、捨てないで!!なんでも…するから…

あたしは気づいたら必死にエイジの腕を引っ張っていた
あなた

もう…いや…

エイジ
エイジ
まず、落ち着け。何があったか言えるか?
そう言ってエイジは泣いているあたしを慰めるように抱き締めた。

あなた

…わからない

エイジ
エイジ
ゆっくりでいいから。この家に馴染んでいってあなたが話したくなったらみんなに話そう
さっきはゴメンな
好きでもない男に優しくされて、抱き締められる。
いままでこんなの当たり前で体温なんて感じなかった。気持ち悪かった

でも…

いまはあなたの体温を感じるの。


誰かに抱き締められているのが心地良いなんて初めて思った。
ずっとこの胸の中にいたい。そう思った自分を必死に抑えつけた

それでも溢れてくる

















貴方になら


































全て託して話してみてもいいかな
























なんて思った





















































続く 。

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