ピロリロリン
メールだ〜
咲…のお母さん?
(千代)「うそ…?」
(妹)「おねーちゃん??」
(千代)「ごめん私行ってくる」
全速力で病院に向かった。
嘘って誰か言ってよ…!
病院に着くと、咲のお母さんと古西と梨花と真菜がいた。
そこで咲のお母さんに病気のことについて教えて貰った。
聞いている途中からボロボロ泣いてしまった。
やだ、やだ、やだ。
(千代)「…なんで?なんで咲が死ななきゃいけないの!? やだよっ!」
もうみんな目を真っ赤にして泣いていた。
泣いているみんなを見るのは初めてだった。
…それだけ、咲はみんなに愛される人だった。
泣いている古西に手紙を渡された。
私も泣きながら手紙を読み始めた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。