あなたside
真がそう言って振り返った人は
私の知っている人だった
できることなら会いたくなかった人
辛い記憶を思い出させる
真「〜〜〜!〜〜?」
菜々「〜!(あなた〜)!あなた〜!!」
あなた「ん?!どうした?」
菜々「どうしたってこっちのセリフや!聞いとった?」
まずい、聞いてなかった
あなた「ごめん菜々、考え事してた〜笑」
菜々「もうっ!笑」
真「じゃあ紹介するで」
?「俺とあなたは中学一緒やから初対面やないで」
真「そーなんか?!じゃあちょうどええな!」
菜々「赤坂菜々いいます!呼び捨てで構わへん!あの名前なんて言うんですか?」
?「桑原龍斗(クワバラリュウト)いいます、俺も呼び捨てでええよ」
その後4人で遊んで
夕ご飯も食べ終わって外に出た
菜々「そろそろ解散する?」
真「そうやな〜ええ時間やしな」
菜々「じゃあ、私あなたと帰るから」
え、彼氏と帰らんの?
あなた「今日くらい彼氏と帰りぃ!」
龍斗「そうやで笑」
菜々「じ、じゃあお言葉に甘えて、///」
真「龍斗はちゃんとあなたのこと送ってけよ〜!」
え、嘘やろ
2人きりになんてなりたくないで
とりあえず一緒に帰るフリだけしてればいいか
龍斗「はいはいわかっとるで」
あなた「菜々達は、はよ行きぃ!笑」
菜々「あなたまた学校でな!」
あなた「ばいばい!」
そう言って、2人は手をつなぎながら帰っていった
仲ええな
、、、
龍斗がどんな顔してるかチラッと見ると
龍斗もこっちを見ていた
龍斗「俺らも帰るで」
あなた「そやね、ばいばい」
龍斗「何言うてるんや、もう外暗いし送ってく」
あなた「…。」
だから、、、、私は2人きりになりたくないんや
察してや〜
龍斗「おいてくで?」
そういって龍斗は歩き出した
はあ、、何話すん2人で
気まず、、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。