第38話

37話
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2020/06/13 13:00



角名side




菜々があなたに手を振ったら






あなたは笑顔で振り返した







様子を見る限り








緊張はしていなさそうだ







こんな人に見られてるのに度胸ある







ピーッ





始まった






相手は同じ1年生






相手のクラスはバレー部が多くて









バレー経験者が出場できる規定の人数ぴったりだ








時間短縮のため







1セットのみで勝敗が決まる






〜〜〜〜〜〜〜






観客「「おお〜」」









バレー部の人が打ったスパイクをあなたがあげた







あれは経験者でなければ上げることができないだろう






あなたが経験者だと知らない人は驚くはずだ





モブ男1「灰瀬ちゃん運動得意なんやな!!」


モブ男2「欠点なしやん!」








元々、あなたは顔が整っていることから学校では有名だったが






球技大会の活躍でさらに知名度が上がりそうだ







モブ男1「なぁなぁ今灰瀬ちゃん彼氏おらんよな?」


モブ男2「え、お前まさか狙うん?」


モブ男1「いやぁあれは惚れるやろ」


モブ男2「お前なんて相手にされんて」


モブ男1「そんなんまだわからん!!」









そんな会話が聞こえてくる







あなたの良いところはあんまりみんなに知られたくない





あなたの良さを知っているのは俺達だけでいいのに


















そんなことを考えながら試合を見ていたら









あっという間に試合は終盤になっていた












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