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第5話

第5話
「千色さん!!」



早見がドタバタと足音を立ててやってくる



「どうしたんですか?」



「あの…。ハァ…ハァ…」



息を切らし汗を流していた。

「あの…。昨日のマンションの事件の事で…。目撃者が現れたんです!!」



「えっ!?」



「その人 もうすぐ ここへ来る」



“コンコン”

「早見さん 連れてきました」



海原が目撃者を案内し連れてきた。



「え~っと では目撃したことについて話してもらえないでしょうか?」



「はい」



千色は紙とペン、用意し



「それでは まず名前と職業から」



「はい、僕の名前は加川 信一カガワシンイチです。職業は清掃員です」



「へぇー、清掃員ですか」



千色は そう言いながらペンを回している。



「はい、昨日は定期的に行う清掃だったんです」



「定期的…。その清掃とは?」



ペンの動きが止まる。



「窓の掃除です」



「もしかして…!その時に見たんですね?」



「はい」



早見と海原は顔を見合せた。



「その犯人は?」



すると加川は俯いた。



加川を不思議そうにみる千色。いや、千色だけじゃなく早見も海原も不思議に思った。



「加川さん、どうしたんですか?」



「僕の言うこと信じてくれますか?」



不安そうな表情で加川が聞いた。



「はい、信じますよ」



千色は加川を見て 少しおかしいと思った。



「実は……。僕、見たんです!!ナイフが宙に浮いてるのを……!!」



「なっ何!!?」



早見、海原、千色の3人の声が揃った。



「それは 本当ですか?」



千色は加川に聞いた。



その質問に対して加川は首を縦に振る。



「ちょっと…!どういう事だ…。ナイフが宙に浮いてるって非科学的過ぎるぞ!!」



早見は驚いていた。



「そうですよ!……ありえない事じゃないですか!」



海原も驚きを隠せなかった。



「正直、私も 今 頭が混乱していて……。こんな事件は初めてなので……」



「そうか……」



目撃者 加川の証言により 一旦、部屋は静まりかえった。



千色は腕を組みながら考えていた……。



「早見さん、この近辺に警備員を配置してください」



「わかった」



「そして、警備員さんには

鍵がかかっていて 血の臭いがした場所は そのドアを絶対に開けないでくださいと……」



「えっ?」



早見は眉間にシワを寄せた。



「私は 少し外出してきます。何かあったら連絡してください」



そう言って千色は部屋を出た。



「わかった。さて、俺達も休憩するか?」



「そうですね」