第13話

オッパ
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2019/04/01 12:17
あなた

す、好きって。

ホソク(ホビ)
ホソク(ホビ)
あ、そこは今は気にしないで。
あなた

わ、分かった。

ホソク(ホビ)
ホソク(ホビ)
でも、一つだけ約束ね?
あなたは無理して笑わないこと。
本当に心から笑うこと。
あなた

うん、ありがとう。

そう言ったあなたの目には、涙が溜まっていた。

やっぱり人間なんだなって、このとき改めて思った。
ホソク(ホビ)
ホソク(ホビ)
も〜、泣かないの!
あなた

う、ホビ……。
ありがとう(泣)

そう言って泣くあなたは、本当に可愛いと思う。

ガラスみたいな涙を拭いてあげる僕。

このときは、触れたいって気持ちが大きかったんだ。
???
あ、あなた。
後ろから声がした。
あなた

オッパ!!!

そう言ってあなたは走ろうとしたが、途中で止まった。

そして僕に振り向くと言った。
あなた

あの、私たちスキンシップ激しいから。
普通の人が見たらおかしいことを兄妹で
やっちゃってるから。ひかないでね?

ホソク(ホビ)
ホソク(ホビ)
うん、大丈夫。
あなたが天使のような顔で微笑み、また走っていく。

その小さな後ろ姿に、さっきとは違う明るさを持っていた。

あなたはお兄さんに抱きつく。お兄さんはその背中をトントンする。

すると、あなたはお兄さんの頬にキスをした。
ホソク(ホビ)
ホソク(ホビ)
え、まてまてまてまてまていっ。
え、スキンシップ激しすぎじゃない?

もうスキンシップの問題じゃないよ。

あ、でもあなたはアメリカ生まれのアメリカ育ちか。

うん、なら納得。………するわけないじゃんっ。
あなた

あ、ホビ!!!
ちょっと来て!

ホソク(ホビ)
ホソク(ホビ)
あ、うん!!
あなたとお兄さんのところへ走っていく。
あなた

私のオッパで、ユンギって言うの。
オッパ、この人は私の友達だよ!
ホソクって言うの。

ユンギ
ユンギ
ども。
ホソク(ホビ)
ホソク(ホビ)
あ、こんにちは!
ユンギ
ユンギ
あなたのこと、頼んだぞ。
ホソク(ホビ)
ホソク(ホビ)
は、はい!
頼まれました!
なんだよ、この結婚前みたいな会話。

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