第31話

先輩
379
2019/04/03 01:07
あなた

ねえ、どうしよう。
倒れちゃったけど。

ホソク(ホビ)
ホソク(ホビ)
ん〜、保健室って言ってもね…。
ユンギ
ユンギ
俺は帰るからな。
あなた

オッパ…酷い!

冗談混じりでそういうと、逆ギレされました。
ユンギ
ユンギ
俺は寝てたところを起こされたの。
手伝ってやっただけ。
あなた

…………。

ホソク(ホビ)
ホソク(ホビ)
……………。
私とホビで、オッパに冷たい視線を送る。
ユンギ
ユンギ
あーもう、分かったよ。
重症の奴らは保健室運べ。
先生には誤魔化しとけ。 
あと、自分で帰れそうなやつは帰せ。
俺は保健室に運んでくるから。
あなた

オッパありがとう!

さすが私のオッパだ。

ツンデレな野郎め。  

オッパが3人ほどを一気に連れて行く。

ホビはそれを助けに行く。

私は意識がある人を起こし、帰らせた。

ほとんどが意識があったから、帰らせるのは簡単だった。

あとはジョングクだけか。
あなた

先輩?

チョンジョングク
チョンジョングク
ん……?
あなた

動けますか?

チョンジョングク
チョンジョングク
たぶん……。
先輩がなんとか自力で起き上がった。(←手伝えよ)

キレイな顔に、たくさんの傷を作っちゃったな。
あなた

やりすぎましたね、すいません。

チョンジョングク
チョンジョングク
お前はどうしてそんなに優しいんだよ。
優しい?この手で何人もの人を傷つけてきたのに?
チョンジョングク
チョンジョングク
てか、頭大丈夫か?
ほら、先輩のほうが断然優しいじゃん。

私を優しいって言うなんて、頭打ったんじゃないの?
あなた

先輩のほうが優しい。

チョンジョングク
チョンジョングク
そんなことねぇよ。
この体で、たくさんの人に
傷をつけてきたんだ。
先輩は私と似てるな。

そう思った瞬間、先輩は私を抱きしめた。
あなた

な、なんだ…?!

チョンジョングク
チョンジョングク
お前、良いやつじゃん。
俺はそういう子好きだけどな。
あなた

う、うぇ、うぇえええ?!

チョンジョングク
チョンジョングク
お前はもっと女の子らしい声が出ねぇのか。
あなた

余計なお世話だよ。

チョンジョングク
チョンジョングク
怒るなって、怖いから。
あなた

そっちが怒らせた。

チョンジョングク
チョンジョングク
冗談だよ。
???
あの〜、お取り込み中悪いんだけど。

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