第30話

30時限目
591
2019/10/30 14:50
紫耀side


LINE交換したのに、1回も会話したことない

やばいよね、やばすぎるよね笑

でも、何話せばいいかわかんないし、聞きたいこととかないし…

まぁ…今会いたいと言ったら会いたい…

あ、それだ!

どこにいるか聞こ!!笑



ーLINEー

ひらの
ひらの
会いたい



あっ、バカ!なに会いたいとか送ってんだよ!///

取り消し取り消し〜ヾ(・ω・`;)ノ

くりはら☆
くりはら☆
私もです

はぁっ!?///
くりはら☆
くりはら☆
保健室で待ってます!


保健室…い、行くけどさ…

どうしよ、なんか今更恥ずかしくなってきた…//










あなたside


自分の気持ちがわからなくなったら、決まって保健室に行く

わたし
あ、先生いた!
保健の先生
あれ?どうしたの?また悩み事?
わたし
自分の気持ちが分からなくなりました!

先生の前に椅子を持ってきて、座った

保健の先生
恋話?
わたし
正解です!笑
保健の先生
あれから平野くんとの恋はどうなったの?
わたし
あー…私、海人と付き合うことになって、平野先輩の告白は断りました…笑
保健の先生
えっ、そうなのっ!?
保健の先生
あれ、髙橋くんのこと好きだったっけ?
わたし
いえ!でも、アタックされ続けてて笑
保健の先生
なるほど笑
わたし
でも、私には海人がいるのに、平野先輩のことが頭から離れなくて
わたし
この前なんか、俺はずっとあなたのことが好きって言われて
保健の先生
青春ね笑
わたし
笑い事じゃないですよ〜
保健の先生
ごめんごめん笑
わたし
だから…今の私はどうなってんのかみたいなのがわかんなくて
保健の先生
そうね〜…まぁ、今の話聞いて私が思うには、栗原さんは髙橋くんを盾にしてるって感じかなー?
わたし
えっ、そんなことしてるつもりないです!!
保健の先生
平野くんからの一方的なアタックを髙橋くんがいるからって言葉で髙橋くんを盾にしてる
保健の先生
本当はまだ平野先輩のことが忘れられないのに、1人にしとけない髙橋くんが心配で…違う?
わたし
…違くないです
保健の先生
やったー当たり〜笑
わたし
でもこれからどうやって平野先輩と接していけば??私、平野先輩のファンから近づくなって言われてるんですよ?
保健の先生
やっぱりあの3人組は鋭かったみたいね〜
保健の先生
まぁ平野くんに近づいてる子はみんなそうだから
わたし
そうですか…
保健の先生
とりあえずはいつも通りに接して、1回平野先輩に告ってみたら?笑
わたし
え、なんでですか!?そんなの逆効果ですよっ?
保健の先生
そして思いっきり振られる!
わたし
…平野先輩が振ってくれるわけないじゃないですか
保健の先生
ごめん、私も相談に乗ってあげられなくて…
わたし
いえ!少しは私の気持ちに向き合えてるような気もします!笑
保健の先生
そう?よかった笑

その時、私のスマホが鳴った

わたし
あ、すみません!誰だろ…

スマホを見てみるとそこには平野先輩からだった

わたし
ってええっ!?先生っ、どうしましょ!!
保健の先生
え?平野くん?
わたし
はいっ!//

初めてのLINEで平野先輩から会いたいだなんて…

私、余計に惚れんじゃんか〜…///

保健の先生
私もいるし、保健室で待ってますって送ったら?
わたし
そうですね!

保健室で待ってます

それだけを送ろうとしたのに


私もです


って、送っちゃった

もしかしたらこれが本当の私の気持ちなのかな

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