第17話

合宿7
7,850
2021/04/05 05:49


午前2時
ふと目が覚めた。すると昨日とは比べ物にならない程の倦怠感が私を襲った


だるい
流石にこのままではまずい。お兄ちゃんのとこ行くか?でも及川さんが起きちゃったら面倒だ。ここは黒尾さんの所に行こうかな。
なんて使い物にならない頭をフル回転させて考えた










フラフラしながら廊下を歩き、やっとの事で音駒の部屋へ着いた
あなた

くろぉさん

黒尾 鉄郎
黒尾 鉄郎
ん…?
あなた?
黒尾 鉄郎
黒尾 鉄郎
お前何してんの?
あなた

かぁだが怠くてくろぉさんのとこ来た

相変わらず熱のせいで舌がが上手く回らない
黒尾 鉄郎
黒尾 鉄郎
ちょっとそこ座ってろ。体温計取ってくるから
あなた

行かないで……

黒尾 鉄郎
黒尾 鉄郎
え?
あなた

いっちゃいや

黒尾 鉄郎
黒尾 鉄郎
参ったな










黒尾視点
突然あなたが行かないでなんて可愛い顔して言うから体温計を取りに行けなくなった。
熱のせいか舌が上手く回っておらず、目には少し涙が溜まっていて、幼児化したようだった。
夜久 衛輔
夜久 衛輔
ん…
黒尾どうした?
黒尾 鉄郎
夜久!丁度いい時に起きたな!助かる
夜久 衛輔
夜久 衛輔
は?なんでここにあなたがいるんだよ
黒尾 鉄郎
こいつなんかだるいみたいで俺ん所来たんだけど体温計とか冷えピタとか取りいこうと思ったら行かないでって言うからどうしようかと思って
夜久 衛輔
夜久 衛輔
じゃあ俺取ってくるわ

そして夜久が体温計を取りに行ってからあなたはずっと苦しそうにしている
自分
ハァハァ…ゴホッゴホッハァハァ
夜久 衛輔
夜久 衛輔
持ってきたぞ
夜久 衛輔
夜久 衛輔
あなた大丈夫なのかよ
黒尾 鉄郎
かなり辛そうだし熱がいくつあるか分かんねぇな
俺はそんな事を言いながらあなたの脇に体温計を挟んだがあなたは体に力が入らないらしく上手く挟めていないので俺が腕を抑えた









ピピピピ
黒尾 鉄郎
うわっ
夜久 衛輔
夜久 衛輔
いくつだ?
黒尾 鉄郎
38.9
夜久 衛輔
夜久 衛輔
うわっ高いな
黒尾 鉄郎
そういえばあなた平熱いくつだ?
自分
35.4
夜久 衛輔
夜久 衛輔
は?!
黒尾 鉄郎
俺の平熱が36.4だから俺からしたら熱が39.9あるって事か…
夜久 衛輔
夜久 衛輔
てかこいつなんで黒尾のとこ来たんだ?
黒尾 鉄郎
あ〜多分あなたが不調なの知ってるの俺だけだから話が早いと思ったんじゃない?
夜久 衛輔
夜久 衛輔
お前熱あるの知ってたのにマネの仕事やらせてたのかよ
黒尾 鉄郎
違う違う。あなたそんとき36.何とかで熱なかったから平気だと思ったけどこいつ平熱35.4とか知らなかったし
自分
くろぉさん
黒尾 鉄郎
ん?どした?
自分
あたま…痛い
そういうとあなたは涙を流し始めた
黒尾 鉄郎
やっくんこの場合どうしたらいいか知ってる?
夜久 衛輔
夜久 衛輔
知るか!
生憎女子の涙には慣れていない。どうすんの?これ?
黒尾 鉄郎
そういやお前冷えピタ持ってきた?
夜久 衛輔
夜久 衛輔
おぉ


そう言って夜久は俺に冷えピタを渡した
黒尾 鉄郎
冷えピタっておでこにはるんだよな?
夜久 衛輔
夜久 衛輔
おでこ以外どこにはんだよ!
俺はあなたのおでこ冷えピタを貼った
自分
ビクひゃ!
めっちゃ可愛い










……あれ?なんで俺そんな事思ってんだ?



午前6時

先生達も起きてきたのであなたを先生方にあずけた





























最後まで読んでいただきありがとうございました!

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