第6話
次の日
さやかが朝から抱き付いてくる。
まきこが後ろから抱き付いてくる。
しんじは前と後ろから、スタイルが良い二人に抱き付かれる。胸を押し付けられて、どうしたら良いか分からない。
廊下に生徒が集まっている。掲示板を見ているようだ。
まきこが生徒の一人に聞く。
こう、書かれていた。
「本日のプール使用は、プールで起こった非常事態により中止とする。教員が点検し、安全が確認され次第、使用を再開します」
しんじたちはプールに向かった。入り口が開いていたが、しんじたちは中の光景を見て、絶句する。プールの中に女子が浮かんでいて、プールは血に染まっていた。
先生が、その女子をプールから運ぶ。足に噛まれた跡と、胸(乳房)が引きちぎられている。死んでいるのは明らかだった。
その時、先生に見つかり、「誰かいるのか?」と声をかけられた。
しかし、しんじは見てしまった。先生の手に握られているものを。