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2020/05/16

第3話

・・
驚いてみっちーの顔を見た私はボロボロ泣いていて。





みっちーは目を見開いて慌てて制服の袖で私の涙を拭ってくれた。





道枝「あのさぁ、俺、中学の時からあなたのこと好きだよ。」





『………本気?』





道枝「あのねぇ…、こんな時にふざけて言うと思う?
本気でも言うのためらったのに。」





みっちーが中学の頃から私を好きだった?





だったら私は、ずっとその気持ちに気付かずに、
恋愛相談をしていたの?





みっちーはずっと自分を犠牲にして私の幸せを考えてくれてたの?





それを考えたらもう申し訳ないのと、
でも人からの好意が嬉しいのと、
今さっき失恋したはずなのにって気持ちで、
頭の中はぐちゃぐちゃで。





道枝「…ごめん、ホント。こんな時に論外だよな…。」





『こっちこそごめんねぇ、知らないうちに、
傷つけてたかも、しれない…。』





道枝「そんなことないよ。あなたの幸せは、俺の幸せだよ。
だから今泣いてるの、すごく、痛い。」





『な、なら!どうにかして泣き止ませてよ!』





そう言うとみっちーは少し考えて私の腕を強く引き寄せた。





道枝「こうしたら、顔見えんし。
苦しくなくなるまで、泣いていいよ。」





ぎゅぅぅぅっと強く抱きしめられる。





みっちーの体温が優しくて、
セーブしていた気持ちが溶けて涙として溢れ出す。





『…っ。優しすぎるぅぅ…。てか授業、は…?』





道枝「好きな子泣いてんのにほっといて行けるわけないやろ?」





『優しいよぅ…。』





みっちーがこんなに優しくて暖かい人だなんて、
失恋しなきゃ気付けなかったな。





道枝「しょうがないわぁ。一緒におったげる。」





そう言ってみっちーはもっと強く抱きしめてくれる。





私もそっと腕を回してみる。





みっちーの肩が一瞬ビクッとしたけど、
すぐまた強い力で抱きしめられる。





誰を好きになった時より、ドキドキする。





やっぱり失恋の悲しさは消えないけど、
みっちーが居てくれるから安心して泣ける。





安心するのに、脈は速くなって、
こんなの誰に聞かなくても分かる。





恋の心臓はやっと動き出したみたいです。










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