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2020/05/16

第2話

道枝「あのさ、あなたの好きだったあいつさ…。」





『もう知ってる。』





道枝「……そっか。」





みっちーは私の隣に座ってただ黙っている。





みっちーは私と同じ美化委員で、
生徒で屋上に入れるのは私たち二人だけ。





中学の頃はそんなに話したとこは無かったけど、
高校になってクラスが一緒になってから、
よく話す様になって、今では信用できる友達。





勿論、恋の相談もずっとしてた。





道枝「……いやさ、すごいよね。あいつら。
学年一の優男とマドンナ的存在……。
今朝付き合ったらしいんだけど、今日はその話で学年中大騒ぎ。
居心地悪すぎてこっち来ちゃった。」





『…もう私死にたい……。』





道枝「は?」





『聞いてよ、みっちー。
今朝その告白現場見ちゃってさ、好きな人がオッケーしてるの。
私、話したとこも無くて、勝手に好きになってただけなのに、
それだけで耐えられなかった…。』





泣きそうな目をぎゅっと閉じたら、
閉じたところから涙が溢れてとっさに俯いた。





みっちーは私があの人の事好きだから、
傷付いてるんじゃないかって心配してここに来てくれたんだと思う。





これ以上心配も迷惑もかけたくない、どうしよう…。





道枝「あのさ、本当に申し訳ないんだけど、
俺、あなたが失恋したって思うと、
ちょっとだけ嬉しく思ったんだ。」





『どういうこと……?』