相葉)あの、僕あなた先輩のこと好きなんですけど。
相葉)僕のものにしてもいいですか?
そう言いながら突然のキス。
普段の優しさは残しつつ、どこか男を
感じさせるような口付けに、私は戸惑いながらも
とろけそうな体を止めるのに必死だった。
あなた)まっ、まさ、きくんっ、//
相葉)ふふふ。先輩可愛い。
あなた)なっ、// ちょ、まって、
相葉)んーっ、なんですか?
いやその んーっ てなに!?
可愛すぎんだろバカ ((口が悪い
や、それはさておきっ、!?()
あなた)冗談…でしょ?だよね?
相葉)え、僕があなた先輩を好きってことがですか!?
あなた)…うん。好きとかじゃないでしょ?
相葉)何言ってるんですか!!本気ですよ!
入部した時から一目惚れしてて、早めに来て練習してるところとか、今日みたいに後輩のこと見てくれるところとか…もう全てが好きなんです。
相葉)だから、一瞬。一瞬でいいので、
僕だけのあなた先輩になって欲しいんです。
また唇が触れ合う。
さっきのキスよりも少しばかり丁寧で、
私をゆっくりと味わうように舌が入ってきた。
どうすればいいのか迷っている間にも、
雅紀くんの舌は私の口の中で動く。
相葉)んっ、ふ、っ
あなた)はぁっ、んっ、、
くちゅくちゅ、とお互いの舌が混ざり合う音。
時々漏れるふたりの吐息。
こちらを見つめる雅紀くんの瞳。
どれをとっても妖艶で、色っぽくて…
目、耳、身体。全ての状況が私の興奮を掻き立てる。
相葉)もう、先輩可愛すぎませんか?反則ですよ。
あなた)そ、そんなこt
相葉)…でも、僕って天邪鬼で。
相葉)可愛い人ほど、いじめたくなっちゃうんです。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。