二宮)明日1日、これつけて授業受けて。
二宮先生がそう言って取り出したのは、
ピンク色の物体。
あなた)な、なんですかそれは、
二宮)え?ローター。
ろーたーってなんだよおおおお()
そゆことじゃねんだよおおおお
あなた)で、あの、つけるって…?
二宮)あー。知らないのかあ。これね、あなたの、ここにつけるの。
そう言って、突然二宮先生が触ってきたのは、
私の大事なところ、って、え、は!?
あなた)な、何するんですかっ!?
二宮)えー、だってさ、あなた、俺の事好きでしょ?違う?
え、や、ちょっと待ってください。
聞きました?え、聞きました?(2度目
バレてるううううう。バレてるううううう。
そんなに態度に出てたか!?
出てたか。(おい
で、違う違う、そこじゃなくて((
あなた)好きだったとしても、そこはダメですよ!?
二宮)え、なんで?
な、なんでって…そんなん。
あなた)先生と生徒ですし…そーゆーのは。
二宮)先生と生徒だから?へーえ。
二宮)じゃあ、ローターつけなくていいからさ、そんなの関係なくさせるくらい、あなたのことめちゃくちゃにしてもいい?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。