第43話

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1,121
2019/08/01 21:30










雅紀くんにペットボトルをもらってから数分。

お水を全部飲み干した私は(早すぎか)汗を拭きながら

雅紀くんが走幅跳の練習をする様子を見ていた。



























あなた)うーわ、すご、、




















あ、やば、声が。((

でも雅紀くんはほんっとにすごくて、

''跳ぶ''って言うより''飛ぶ''って表現がぴったり。

飛び終わったあとのガッツポーズから察するに、

いい記録が出たんだろうな。雅紀くんわかりやs((




















そんな失礼なことを考えていた時。

ふっ、と雅紀くんがこちらを見て、目が合った。



















やべ、、、見てたのばれたぁぁぁ!!()

え、や、特にやましいとかではないけど、、

なんか、ね?ね?(共感求めすぎ

恥ずかしい、よね?ね?(だから



















にこっ。

雅紀くんは確かに、私の方を見て笑った。

太陽みたいに明るくて元気で、

雅紀くんのイメージにぴったりな笑顔。



その後なんでもないようにまた

助走位置に戻って練習を再開した。
































な、、
















なぜ笑った?え、なぜ笑った?((

ダメじゃん、あの雅紀くん大好きな先輩が

誤解してしまうではなかろうか()


































でも、ありえないことに

ときめく自分がいるわけでございまして。

そんな感情に戸惑いが隠せない私です。()



































そんなこんなで練習、ミーティングと進み、

私たち陸上部は帰宅時間になった。





















顧問)はい、じゃあさようなら。

部員)さようならっ!(礼)














最後の挨拶まで終え、早めに帰って仮眠しようかな、

とか考えていた時、





























相葉)あなたせーんぱい!

あなた)おおおお、あ、雅紀くんか、笑























なんか毎回雅紀くんに声かけられた時

変な声出してる気がする…((

てか、なぜに私に声を!?





































相葉)あの、明日の自主練一緒にやってくれませんか?

あなた)え?なんで私と?

相葉)あなた先輩に見てもらいたいんです。
ダメですか……?








































あーも、その笑顔は反則だわっ、()





































あなた)全然いいよ!私でいいなら、笑

相葉)あなた先輩がいいんです!!
じゃあ、7時にグラウンドで大丈夫ですか?

あなた)あ、う、うん、
















































ちょーっと待ったー!!


















''あなた先輩がいいんです!!''

ですってよ。ですってよ。ですってよ。!?

や、私の心臓壊しにかかってるよな((





















































でも明日の自主練で、

私はさらに心臓壊されることになるんです。()

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