大野)最後に、あなたの身体を感じたい。だめ?
あなた)え、私の身体って何?
大野)…こういうこと。
そうつぶやき、突然私の唇を奪った。
予測してたらもしかしたら避けられたかもしれない…
けどお兄ちゃんにキスされるなんて予想してない私は
意外に強いお兄ちゃんの力に圧倒されて
ソファの上に押し倒された。
あなた)ん、んふ、んっ、
大野)ん、っ、ふ、
くちゅくちゅといやらしい音。
お兄ちゃんのキスはすごく上手い。
どこか荒々しいところもありつつ、丁寧で、
甘くて、油断していると身体がとろけてしまいそう…
あなた)ん、っ、ぷ、ぷはぁ、、
大野)んへぇ、かぁい。もうあなた大好き。
''可愛い''も、''大好き''も、普段から言われている
言葉のはずなのに、いつもと違う気がした。
こんなに甘い声で言われたのが初めてだからかな、、
顔が赤くなってしまっているのが自分でも分かった。
大野)…さーて、あなたは耳弱いかなぁ、、
そう言い、急に私の耳に口を寄せたかと思うと
ふぅっ、と息を吹きかけた。
あなた)んんんっ、//って、ぁ、
大野)あー可愛い。耳で感じちゃったの?
あなた)そん、なことっ、ないし、、//
大野)素直じゃないなぁ。笑
多分、身体は正直だとおもうけどね?
大野)ごめん、我慢できないや。脱がすけど許して?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。