大野)ごめん、我慢できないや。脱がすけど許して?
私が聞き返す暇もなく、お兄ちゃんは
私の来ていた部屋着のファスナーを下ろした。
って!?
私部屋着だからいいやと思って
ブラしてないんですけどぉぉぉぉぉぉ!?
だってこんなことされると思わないじゃん?
え、思わないじゃん?(不安)
どうしよう、、、ピンチいいいいい!?
大野)…ふぇぇ!?あなたブラしてないの!?
あなた)…
大野)え、パーカーしか着てなかったってこと?
あなた)だ、だって、出かけるわけじゃないし…
大野)あーも、それはダメだわ。
仮にも男の部屋に来るならそういうとこちゃんとしないとだめじゃん、
大野)まぁ、俺にとっては好都合ですけど。笑
にや、と笑ってそう言うお兄ちゃん。
私のパーカーのファスナーを全開にし、
私の胸の外側に避ける。
ソファに寝かされたままの私に、お兄ちゃんは
こんなことを言った。
大野)ね、勃ってるんだけど。
あなた)た、たってるって?
大野)…あなたの乳首。勃ってる。
その言葉に驚いて自身の胸を見ると、
お兄ちゃんの言う通り、私の突起は、触ってと
言わんばかりに飛び出していた。
大野)俺ね、こーいう子焦らすの大好きなんだ。
お兄ちゃんは初めて見る顔で笑う。
意地悪で、でもどこか優しげで…
綺麗すぎるくらい綺麗な瞳に吸い込まれそう。
大野)じゃあ、始めまーす。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!