第53話

─５２─

293

2022/03/31 00:29

　あなた　

　ただいま ~ ！ おっぱ今日はっ … ていな　
　いの ？













　私はいつもおっぱがいるであろう部屋を見て回るけど

　あなた　

　いないよ ~







　私は玄関で泣き崩れる







　すると









　ガチャっと音がし ,

　りの

　うわぁ , あなたこんなとこで何してん　
　の ？

　あなた　

　あっ ！ おっぱ ！









　私はおっぱの質問なんか無視して抱きつく

　あなた　

　おっぱっ ！ 偉い ？ 5 時に帰ってきたよっ

　りの

　ん ~ 偉いね ~ . 偉いけど …

　りの

　なにこれ , あなたちゃん ？











　私は , おっぱがいないということが大事過ぎて


　靴は脱ぎっぱなしで , あちらこちらに ,


　カバンも投げ捨てたので


　中に入っていた財布などが散らかっていることを


　おっぱが見つかったことでいっぱいで


　すっかり忘れていた

　あなた　

　けど , おっぱがいなくて … すごく焦った　
　んですよっ ！

　りの

　ん ~ それはありがとね ~

　あなた　

　絶対言い訳だと思ってるんでしょ

　りの

　ううん . そんなことないよ . 嬉しいよ

　りの

　あなたちゃん

 






　おっぱが手伝ってくれたおかげで ,


　早めに終わることができた

　あなた　

 　終わった ！ 手伝ってくれてありがとう　
　ございます

　あなた　

　なので , そのお礼に料理っ ！ 今日は私が　
　作りますっ ！

　りの

　いや , いいよ . あなたは座ってて , ？　
　俺が作るから

　あなた　

　いえ ！ それは出来ませんっ ！ お礼なの　
　でっ ！

　りの

　なら手伝わせて ？

　あなた　

　そ , そこまで言うなら …

　あなた　

　私がお肉焼きますっ ！

　りの

　大丈夫 ？ 怪我しそう … 気をつけてよ

　あなた　

　は ~ い

…

　あなた　

　あつ ！






　おっぱの言う通り , 私は怪我した

　りの

　ほら ~ おいで .







　そう言って手招きをするおっぱ


　私は素直に従うけど …





　おっぱは私の手を優しく水に冷やしてくれた





　その後またすぐお肉の方に戻る


　でもさっきのおっぱを見ると自分が情けなく , 悔しい


　そう思っていたら

　りの

　あなた近い ！ 涙が …








　私はいつの間にか泣いていて ,


　その涙がどんどんフライパンの中に落ち , 油と混ざり


　ぱんぱんっ と油が飛び跳ね ,


　私の腕にあたり , また怪我する

　りの

　あなた







　そう言ってフライパン ？ の火を消し私を抱きしめ


　フライパンに背を向ける





　まだ ぱんぱん と油が飛び跳ねている

　あなた　

　おっぱ , … おっぱが怪我しちゃう

　りの

　そんなのどうでもいいよ







　そう言って抱きしめたままソファーの方へ












　おっぱはソファーに座り自分の太ももを叩き

　りの

　おいで








　そう言われる





　私はそれに従うけど

　りの

　あなた泣かないで ？ そういう失敗もある　
　から

　りの

　あなたが大怪我しなかっただけマシだよ

　あなた　

　嘘ですよ

　あなた　

　私がいるせいでめんどくさいことが増えて　
　苦労させて … ごめんなさい ㅜㅜ

　りの

　そんなことないよ . もう泣かないで ？

　あなた　

　もう呆れちゃいましたか ？ うざいですか　
　？ … 私 , おっぱに見合う人になろうと頑　
　張りましたよ ？

　りの

　呆れてもないし , うざくもないよ ？ だか　
　ら大人になろうなろうってしなくていいん　
　だよ ？

　りの

　ほら , わかったのぽっぽ







　そう言って唇を突き出され , 私は断れずぽっぽする


　また上手くまとめられた …

　りの

　これから無理しないでよ

　あなた　

　はい … んっ

　りの

　もっとぽっぽ …


























　🐰

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　미소　