第50話

Ep.48 [番外]~“ヤキモチ”~🔞
49
2021/07/25 16:11





カーッカーッ


体育祭の種目決めから数週間が経ち…








〜〜♪




 〜〜♪


『〜っ!…ハァ…ハァ。あぁ〜疲れたぁ〜!』


『でもええ感じやない!?』





(なまえ)
あなた
っ..ハァ…っ..ハァ…あつっ..
女子
女子
柊さんもお疲れ〜!やっぱ頼んで正解やったわ!!バンドやっとるしリズム感ええと思ったんや!
(なまえ)
あなた
ハァ…っ..どうも…ゴクッゴクッ(生き返る..)


私は今、体育祭当日の開会式で毎年行われるというクラス対抗”応援合戦”の練習に参加していた






男子
男子
そういや、そっちのクラスって侑もやなかった?去年も双子で応援合戦やっとったやん?
(なまえ)
あなた
ゴクッ。…侑達は多分部活だよ。この時間だしね。流石にパフォーマンスは出ないんじゃない?
女子生徒
女子生徒
何か応援団バレー部固まっとるよな!(笑)
男子
男子
双子のせいでな(笑)去年は銀も災難やったなぁ…今年は柊さんかぁ(笑)


応援合戦…この応援合戦にはそれぞれクラスから”団長”と”副団長”が選出されて


その二人が主にそれぞれクラス対抗で応援合戦を行うらしい



それが終わってから5分程度それぞれ持ち時間があり演舞やらのパフォーマンスをするらしく、私は何故か”副団長”に選ばれただけでなく



バンドをやっているからと言う理由で何故か演舞の方にまで出演することになったのだ






まぁ…リズム感鍛えられるし侑にバカにされた体力もつくから良いんだけどさ







双子は恒例らしいから分かってたけど…副団長って誰なんだろう




(なまえ)
あなた
1組の団長って…治?
男子
男子
そうなんやない?双子合戦やろ?
女子生徒
女子生徒
ちなみに副団長は美琴やでっ!あ…そういや柊さんと美琴って同じバンドやんっ!
(なまえ)
あなた
うん…そうだよ。(美琴か…)
男子
男子
そうやん!フェスに出とったバンドやな!何や因縁のある合戦やなっ!
(なまえ)
あなた
確かにそうかもね(笑)これは..リーダーとして負けられないかな


美琴とはバンド内でも楽器をシャッフルした際にお互いのポジションを入れ替える立場だ…




ときにはどちらかが互いのメイン楽器を演奏して、どちらかが歌う


所謂同じポジションの”ライバル”のようなもの



一応リーダー張ってる以上、負けるわけにはいかないな…






女子
女子
そういえば柊さんは、合戦で言う言葉もう決めたん?(学ランにハチマキとか絶対似合うよなぁ…)

合戦の言葉……?




ーーーーーーーーーーーーーーー


~回想~



女子
女子
相談っていうのはな…!?”応援合戦”出てほしいんねんっ!
(なまえ)
あなた
え…?応援合戦?(そんなのもあるのか…)
女子
女子
せやっ!特に合戦あとの演舞に出て欲しくてなっ?
銀島結
銀島結
おい侑っ!なんかあなたの下の名前応援合戦出てくれ言われとるでっ?
宮侑
宮侑
は…?応援合戦て、あの応援合戦の事なん?
男子
男子
侑、お前今年もやるんやろ?”双子合戦”(笑)
宮侑
宮侑
当たり前やろっ!サムのことばかボコに言い負かしたる!(ちゅーか待てよ…?)
宮侑
宮侑
っそうやん!!
銀島結
銀島結
あっちょどないしたんや!侑っ!?


ガタッ

 ガタッ







女子
女子
なっ?柊さんにしか頼めんねんっ!(学ラン姿拝ませてやっ)
(なまえ)
あなた
いやでも…私そういうの向いて___
ガシッ


(なまえ)
あなた
っは…?ちょ..重___
宮侑
宮侑
応援合戦っ!俺が団長でコイツが副団長でええやろっ!!
(なまえ)
あなた
いや…何勝手に決めて___
女子
女子
っええやん!!ただ…いちゃつくのはやめてな?アレは”かっこええもん”何やからな?あれも勝負なんや


え…何この子応援合戦ガチ勢なの..?そんなに凄いわけ?
(なまえ)
あなた
玲奈助け…
平野伶奈 ヒラノ レナ
平野伶奈 ヒラノ レナ
〜👋(どんまい~(笑))
宮侑
宮侑
別にいちゃつくためになるんやないしっ!!ほな決定な〜
(なまえ)
あなた
っな!?えぇ…チラッ
女子
女子
侑が勝手に言っとったけど、ほんまにええん?(お願いしますっ🙏)


…なんか出てるって..吹き出しが。わかり易すぎて断れないじゃんもう…


(なまえ)
あなた
はぁ…私でいいならやるよ。
銀島結
銀島結
(折れたな(笑))
宮侑
宮侑
〜♪(サムに自慢してやろっ)
女子
女子
ほんまにっ!?おおきにな!ほなら柊さんなりの合戦で言う言葉考えといてや〜👋
(なまえ)
あなた
…台本あるわけじゃないのかよ




ーーーーーーーーーーーー



~現在~




完全に忘れていた…。今日帰りにでも考えて帰るか



男子
男子
え…もしかして忘れてt
(なまえ)
あなた
そんなわけないだろ。…さぁもう解散しよう?

どうせ団長であるはずの侑も何も考えてないだろう


最悪当日思いつくままに言えばいいのだ。そのほうが合戦っぽいだろ







女子
女子
あっせや!お疲れ様ってことでコレあげるから後で食べてや!私のおすすめのチョコや(笑)ほなな〜👋
(なまえ)
あなた
え…どうも?(変わったパッケージだな…?大人って感じだ)
男子
男子
お疲れ〜👋来週頑張ろうな〜
(なまえ)
あなた
うん、お疲れ👋








パクッ




(なまえ)
あなた
ん?(美味しい…)

少し変わった味がするな。ただ甘いだけじゃないような…





でも何だろうこの感じ…
パクッ

(なまえ)
あなた
(´~`)モグモグ(..ふわふわするな)




あと何か…眠気が…


(なまえ)
あなた
…美味いからいいか。パクッ



応援合戦に自分のことを誘ったクラスメートから貰った”おすすめのチョコ”に



多少の違和感を感じながらも、美味しい事には変わりなく、市販のものらしかった為特に気にせず溶ける前に食べてしまおうと




黙々と口の中へと運んだ






















『せやからさっきのはお前がっ___💢』


『あ”ぁ”ん!?お前が悪いんやろうがっ!この人格ポンコツっ💢』


『おいお前らいつまでやっとるんや…』

『いい加減にしなよ。』

『そうや!そっちのクラスの副団長ってあなたの下の名前___』





宮治
宮治
おっあなたの下の名前やん!そっちも練習終わったん〜?
宮侑
宮侑
ほならちょうどええやん!一緒に帰ろ〜や〜👋
銀島結
銀島結
噂をすれば…てあれ…何かあいつ顔赤ない?
(なまえ)
あなた
ん…?ボーッ

誰だ…?というか…眠い..そして何か…猛烈に…



何かに引っ付きたい…抱きまくらとか…
角名倫太郎
角名倫太郎
ほんとだ…熱でもあるの?ピタッ(熱中症にしては赤すぎない?)
藤崎美琴 フジサキ ミコト
藤崎美琴 フジサキ ミコト
あなたの下の名前どしたん〜?いつものキリッとした顔どこいったんや〜?ムニムニ
(なまえ)
あなた
ビクッ…倫…美琴..?(冷たい…)(笑)
宮侑
宮侑
ホンマや、また体調崩したんかお前…。ほんま無駄に演技上手い___
角名倫太郎
角名倫太郎
…どうしたのほんとに。というか何かお前…酒臭くない?
ギュ~

宮治
宮治
っ!?えっちょっどないしたんあなたの下の名前!?(何で俺に引っ付くんやっ//)
藤崎美琴 フジサキ ミコト
藤崎美琴 フジサキ ミコト
えぇ〜!?これホンマにうちのリーダーなんっ!?別人ちゃう?
銀島結
銀島結
っあ!スナ、多分コレや!


この匂い…落ち着く…眠い..


(なまえ)
あなた
んん(笑)…落ち着く匂いだ…
宮侑
宮侑
はぁぁ!?なんっでサムに引っ付くんや!そこは俺やろっ!ちゅーかホンマにお前どないしたっ変やぞ!?
角名倫太郎
角名倫太郎
(コレ酒入ってるやつじゃん..)あなたの下の名前もしかしてコレ食べてた?

煩いな…

カプッ


宮侑
宮侑
いったぁぁ!?っやめろやそれホンマにぃ!!
藤崎美琴 フジサキ ミコト
藤崎美琴 フジサキ ミコト
今…噛んだよなっ!?見間違いちゃうよなっ!?なっ!?
ギュ~

(なまえ)
あなた
…眠いんだよ…煩い
銀島結
銀島結
色々やばいな…あれ
角名倫太郎
角名倫太郎
(食べたとして..)..弱すぎない?心配なんだけど、色々

煩いな…抱きまくらも見つかったし寝させてや…


宮治
宮治
…俺もギュ~してもええ?
宮侑
宮侑
駄目に決まっとるやろアホっ!!
(なまえ)
あなた
うん…(良い匂いの抱きまくら…)
藤崎美琴 フジサキ ミコト
藤崎美琴 フジサキ ミコト
酔っ払っとるん?ちょっ…写真、いや動画撮ってもええ!?
宮侑
宮侑
〜っ怒るであなたの下の名前?💢引っ付くんやったらそいつやなくて俺に引っ付きぃ💢
角名倫太郎
角名倫太郎
侑、そういえば上ジャージは?
銀島結
銀島結
けどホンマにどないしたんやあなたの下の名前?侑やなく治に引っ付くて…
宮侑
宮侑
はぁ?ジャージて…今日暑いから持ってきとらんけど..それが何や?あなたの下の名前っ!ええ加減離れろやっ!こっち来ぃっ
(なまえ)
あなた
ん〜(笑)
宮治
宮治
(かわええ~☺️)ツム、あなたの下の名前貰ってもええ?ナデナデ
角名倫太郎
角名倫太郎
多分だけど。あなたの下の名前今治のこと侑だと思ってるんじゃない?
宮侑
宮侑
はぁぁ!?何でやねんっ!!それとジャージて何が関係あるんやっ
藤崎美琴 フジサキ ミコト
藤崎美琴 フジサキ ミコト
アンタいっつも上ジャージ貸しとるやろ。それのせいちゃう?認識されとらんやん(笑)
宮侑
宮侑
ジャージが本体みたいにいうなやっ!!
宮治
宮治
あなたの下の名前…俺治やで?分かっとる?ツムはあっちやで?
(なまえ)
あなた
ん〜…?..治…?


あれ…本当だ。というか美琴も居たの…?



抱きまくらじゃ…なかったのか…

(なまえ)
あなた
あ..つむは?..
藤崎美琴 フジサキ ミコト
藤崎美琴 フジサキ ミコト
あなたの下の名前って酔うと幼児化するタイプなんやな…(普段しっかりしとるからかな?)
銀島結
銀島結
今侑のこと”ツム”って言わんかった?(声はいつも通りやけどな…(笑))
角名倫太郎
角名倫太郎
将来打ち上げとかあっても、絶対飲ませたら駄目だからね?危険すぎる
宮侑
宮侑
ツムはここやで〜(あかん…今理性手放したらあかんで俺っ)
宮治
宮治
っは!?ちょっあなたの下の名前っ!?何で俺まで連れてくんやっ
ギュ~

角名倫太郎
角名倫太郎
駄目だからね?”俺らがいるとこ以外では”
(なまえ)
あなた
(笑)双子サンドだな〜(笑)
双子
双子
っ//(反則やろっ)
藤崎美琴 フジサキ ミコト
藤崎美琴 フジサキ ミコト
分かったって(笑)せやからそれ後で送ってな?
銀島結
銀島結
スナ、それ俺にも送ってや
角名倫太郎
角名倫太郎
了解。
(なまえ)
あなた
んん〜♪
宮治
宮治
ホンマにいつもと全然ちゃう..(そういやツムのやつ、確か今日…)
宮侑
宮侑
…(笑)💢(明日が休みで良かったなぁ、あなたの下の名前?)
銀島結
銀島結
..な、なぁスナ。あいつ今日あなたの下の名前ん家泊まるって今朝言うてたよな…?
(なまえ)
あなた
〜(笑)
角名倫太郎
角名倫太郎
嫌なこと思い出させないでよ…。(誰だよ、明日の部活なしにした奴💢)
角名倫太郎
角名倫太郎
侑…?まさかその状態でするとか言わないよね?💢
宮治
宮治
…あなたの下の名前、ツム家に上げたらあかんで?
宮侑
宮侑
ん〜?なんのことだか分からへんなぁ〜?(笑)(喰うに決まっとるやろ)
ほな帰るであなたの下の名前〜
藤崎美琴 フジサキ ミコト
藤崎美琴 フジサキ ミコト
わかり易すぎやろ…(元気でな..あなたの下の名前)
角名倫太郎
角名倫太郎
…💢
宮治
宮治
…あのポンコツが💢
(なまえ)
あなた
ん〜…
宮侑
宮侑
っと..何や、歩けへんのぉ?しゃーないなぁおぶってやるから乗りぃ?
(なまえ)
あなた
ん…Zzz
銀島結
銀島結
あかん…侑がか弱い女の子騙して連れ込もうとしてるようにしか見えん…//
宮治
宮治
ほんま最低野郎やな、あいつっ
宮侑
宮侑
何や、お前らは帰らんの〜?俺先帰るで?これから”用事”あんねん、ほなお先〜👋
藤崎美琴 フジサキ ミコト
藤崎美琴 フジサキ ミコト
うちもそれにしか見えんくなってきたやん…。どうしてくれるんや銀っ!
銀島結
銀島結
だってしゃーないやんっ!”用事”とか言いよったであいつっ!クズ男かっ!?
宮治
宮治
真面目にツムと双子やめたいんやけど…。血の繋がりとか重要やないんやろ?ええやん。俺あなたの下の名前と双子になる
角名倫太郎
角名倫太郎
ッチ。(北さんにでも連絡しとこ)
銀島結
銀島結
そんな簡単に言うなや…電車の乗り換えとちゃうで?
藤崎美琴 フジサキ ミコト
藤崎美琴 フジサキ ミコト
それやと”宮 あなたの下の名前”になって何か”みゃーあなたの下の名前”みたいで余計猫っぽくなるな!
銀島結
銀島結
お前はええんか…一応アレリーダーやろ…ええんか…?
角名倫太郎
角名倫太郎
治と双子にならなくても、どのみち将来そうなりそうなのが腹立つ












カーッカーッカーッ



-侑side-




落ち着く…匂い…






(なまえ)
あなた
ん…んん…クンクン
ゾワッ
宮侑
宮侑
っこしょばいからやめぇや!

さっきから何なんっ?うなじそこ触られるとムラムラするから今やめぇやっ



ゾワッってすんねん!ゾワッって!


(なまえ)
あなた
んっフフ(笑)…んクンクン
宮侑
宮侑
っおまっ、ほんまにやめぇやっ、落とすでっ?


そういって俺は勢いよく体を傾けておぶっていたそいつの体を半分思い切り下へ落とした





(なまえ)
あなた
っ!?っカプッ
急に重力が下へ移動したことに本能的に落ちると思ったのか、反射でそいつは首に回していた腕に力を込め



ついでに先程までしつこく触っていた俺のうなじあたりに噛み付いてきた


宮侑
宮侑
っ痛!?…お前、今日絶対寝かせんからな?//


気づけばそいつにうなじあたりに噛み付かれたせいで本格的に一箇所に熱が集中し始めていて






…玄関の扉閉めた瞬間喰ったるからなお前


俺やって結構耐えてたほうやと思うで?今のはお前が悪いんやからな

(なまえ)
あなた
ん…Zzz


こいつ…もう寝やがったで。ちゅーかそもそもこいつ…今日俺泊まるっつってたこと覚えとるんか?


いつもそうやけど、高確率で忘れとるから帰りに様子見て突っ込まれるまでついていくと



家が近くなってきてからようやく『泊まるって言ってたっけ』とか言ってくるんや







絶対覚えとらんなこいつ…まず開口一番俺が普通に部屋にいることに対する驚きから始まりそうやな

宮侑
宮侑
もうそんな距離ないけど、今のうちに寝ときぃ?やないと保たへんで
(なまえ)
あなた
…ん…(笑)Zzz


さっきから何がおもろいんや…なんの夢見とるんやこいつ…



ほんまに…普段の学校での様子とバント活動をしているときと、たまに見せるこういう緩々な態度との差がエグいねん…









宮侑
宮侑
多重人格かっちゅうねん…ギャップの振り幅バグっとるわ..

それぞれの顔に毎回面影がなさすぎて、もはやギャップがギャップとして機能していない気がする





最初のほうこそこいつのあまりの振り幅に毎回振り回されてはいたが…




(なまえ)
あなた
..ん…ポンコ..ツム...(笑)Zzz
宮侑
宮侑
はぁ!?寝言でしれっと悪口言うなやっ!おい鍵どこや鍵!またポッケか〜?


慣れとは怖いもので、もはやちょっとやそっとの事では動じないのだ







動じないようにしている…急に来るため反応していると疲れるし。






そんな事を考えているとあっという間にそいつん家につき、以前同様鍵が入っているであろうリュックのポッケに手を突っ込み鍵を弄り出した






宮侑
宮侑
もう勝手に入るで〜?


ガチャッ

ほな、そろそろ起きてもらわな



(なまえ)
あなた
…Zzz
バタンッ



宮侑
宮侑
っしょっと…ほら家着いたで〜?はよ起きぃ?


家に入るととりあえず背中のそいつを玄関に下ろし、手に持っていた荷物をそのへんに適当に置いた



宮侑
宮侑
うなじコレのお返し、はよシたいんやけどぉ?起きろ〜あなたの下の名前〜ムニムニ


片手で先程振り落とすフリをした際に噛まれたうなじ付近に手を当てながら、美琴がしていた様に


そいつのほっぺたをつねったり引っ張ったりしてると、やっとそいつは目を覚ました












(なまえ)
あなた
…?..あつ..む..?


まだ菓子に入ってた酒抜けとらんやん…一個に含まれてる量は少なくとも、一度に全部食べるからや…



絶対飲み会とか、行かせたらあかんやつやなぁ



でもまぁ…明日部活も休みやし



酒が入っているとはいえ、コイツのこう..大人しいのも珍しいしな…腹減ってきたわ








宮侑
宮侑
楽しそうやなぁ〜?俺も混ぜてや?(笑)
(なまえ)
あなた
…(何で侑が家に…)?
考えとるな?(笑)なんで俺がおるんかって



今朝言うとったからな俺は。そんで許可ももらっとった。来週体育祭やし、こいつにそのつもりはなかったんやろうけど…



まぁ土日挟むし大丈夫やろ。この状態のこいつ喰わんほうが何や勿体ないわ



元からそのつもりやったしな、俺は


宮侑
宮侑
あなたの下の名前〜、口開けぇ?ニコッ
(なまえ)
あなた
…んん..?…ん…あ〜っふっ!?

俺は一瞬考える素振りをしてから大人しく口を開いたことで見えたそいつの舌を掴んで

それをそのまま指の腹で撫でながら反対の手で腰辺りに触れながら話した









(なまえ)
あなた
〜っビクッ!?はふふぅ…はにゃひっ


猫は尻尾の付け根辺りに性感帯があると聞いたことがある



こいつの場合それは耳だとは思うが、従来猫っぽいこいつのことだ。ココもあながち間違ってはいないらしく


よく腰辺りに触れられるのを嫌がる。特に学校では触ろうとすると威嚇されるくらいだ



まぁ今ベロ掴んどるせいでうまく喋れんのやろうけど




ムニムニ

宮侑
宮侑
ん〜?今めっちゃエロい顔しとるであなたの下の名前?ムニムニ


毎回思うけど口ちっこいよなぁこいつ…ほんまにええ顔しとる



酒弱いのってええかもなぁ。もろ媚薬みたいなもんやんか


(なまえ)
あなた
はぅっビクッ…んっ..


そいつが何か喋るたびに舌を掴んでる俺の指にそいつの舌が絡みついてきた


(なまえ)
あなた
んぅ…ん~(笑)ハムッ
宮侑
宮侑
っちょぉ大事なセッターの指やでぇ?食うのやめぇ(グイッ
ほんまに危険やなこいつ…お菓子に入っとるちょっとのアルコールでこんななるんやったら

ちゃんとした酒飲んだらヤバいで?みとる分にはかわええからええけど…


こんなん外でやられたらどこの誰かも分からんやつに喰われてまうわ…自分から喰われに行ってるようなもんやし




色々とそいつの変貌具合に心配になりながらも、ついには突っ込んでいた指をしゃぶりだしたそいつの舌をもう一度ちゃんと掴んで引っ張り出した



(なまえ)
あなた
っんっふ!?ひた、ひっはらなひへっ…



ーーーーーーーーーーーーーー


~今日の昼休み~


男子
男子
なぁどうなん?柊さんと!アレ、どうなるん?
男子
男子
やっぱ普段とあんま変わらん?余裕って感じなん?それとも逆に____
男子
男子
それやばいって!もしそうなら…あかん想像したらトイレ行きたくなってきたっ//すまん侑ーっ!
ーーーーーーーーーーー




あかんなぁ。世の中、ええやつばっかやないんやで?


お前が他の男んとこ行かへんのは分かっとるけど、そう無防備やと馬鹿な奴は寄ってくんねん



男はみんな、”喰えそう”と思ったら”喰う”で?特に普段ほぼ隙のないお前みたいなやつのこんなん知ったら尚更や


(なまえ)
あなた
んっーはぅっむ..はにゃひっ!?
宮侑
宮侑
っと〜、ほなベッド行こか〜
流石にここではできないため、俺は一度そいつの舌を解放し、そのまま横抱きにして部屋へと向かった




他の奴らに”喰われるん”は嫌やし…今日たらふく喰って注意喚起しとかな



宮侑
宮侑
お前、俺居らんとこで酒飲んだら絶対あかんで?今日みたいな菓子も駄目やからな?
(なまえ)
あなた
ん〜…?..何でぇ…そんなんツムにかんけーないだろぉ〜
(なまえ)
あなた
…(笑)..美味かったんだぞぉあのチョコ〜。今度ツムにもあげ___

…その呼び方あかん……。酔ってるとき限定なん?誰ぇ?この可愛いやつ…俺知らんて…


普段のコイツなら


(なまえ)
あなた
おい侑…(無)
(なまえ)
あなた
ねぇちょっと…やめなって。馬鹿なのアンタ?(無)



とかやんっ!!最高やなっアルコール!!



ギシッ


(なまえ)
あなた
…?(ベッド..?)寝るの…?
ただ眠気にまで作用する点だけは嫌やな…

寝させるつもりも無いけど
宮侑
宮侑
いやぁ〜?まだ寝ぇへんよ…
宮侑
宮侑
これからやん。安心しぃ?明日部活もないし朝起きんくてええから…

まだ時間はたっぷりある。やからといってもたもたしとったらお前寝てまうやろ


俺やなくてあいつに引っ付いたこと…何気に根に持っとるんやからな?


スナやったらまだマシやったかもしれんのに…




ナデナデ


(なまえ)
あなた
んん…
優しくする自信も余裕も..ないからな?


宮侑
宮侑
ほな..”いただきますぅ”んっクチュッ..
(なまえ)
あなた
んっ…んんっビクッ…

やっぱ今日は大人しいな…?されるがままって感じや






クチュッ




  クチュッ…








(なまえ)
あなた
ビクッ//んっハァ…
宮侑
宮侑
んっ…ハァ…気持ちええの?
俺がそう聞くと、いつもそいつは…

ーーーーーーーーーー


(なまえ)
あなた
っ..何っ..言って..っ
ーーーーーーーーーーー
(なまえ)
あなた
…(笑)うん…


あかん…俺もちょっと酔ったんかな…?


なんか今妄想が現実で聞こえた気がする…






宮侑
宮侑
お前…まだ酒抜けとらんの…?
(なまえ)
あなた
…(笑)
宮侑
宮侑
っ…(コイツもしかして実はもう…)
それならなおさら、自制きかんで…?
(なまえ)
あなた
気持ちぃよ…侑(あれお酒の味だったんだな…)
っコイツ…ほんまに煽るのうまいやん…

ええで?もとから寝かすつもりなんてないわ。無茶苦茶にしたる


(なまえ)
あなた
っ!?ビクッ
宮侑
宮侑
煽ったのお前やからな?朝まで付き合ってもらうで..
(なまえ)
あなた
っんぁ!?ビクッ…化け狐がっ…んっ//ビクッ
宮侑
宮侑
んっ..ハァ…お前にだけは言われたくないわっ…化け猫っ!っ…酒っ…絶対飲んだらあかんでっ
(なまえ)
あなた
っぁっビクッ//んっぁビクッ..何っで..っ!んぁっビクッ//立場上っ..将来、っ絶対飲まされっるだろっ…んっぁ!?

今こそいつもの調子に戻ってはいるがついさっきまでベロベロに甘えたで幼児化しとったこいつは



俺らで言う北さんと同じ立場に居る。しかもすでに夏休みに出たあのフェスで将来デビューすることも決まっとる。そのリーダーや



立場上1番おえらいさんやらとの付き合いとかで飲みの場に行くことになるだろうが…






こんなん絶対あかんて…今日はまだ誰かに会う前に見つけられたから良かったものの


クラスの奴らとか..



『柊さんて、めっちゃスタイルええよな〜?あれで楽器も歌もできるんやろ?』

『しかもサバゲーやっとるらしいで?ええ感じに筋肉付いてそうよな〜。腹とかエロそう(笑)

『何かエエにおいするしなぁ〜。ええなぁ~侑は〜』






…こんなん見られたら襲われるで?考えたないけど…

















コイツ..そういえばいつから起きとったんや

学校であんななっとったこと、覚えとるんか?

宮侑
宮侑
お前っ..何処まで覚えとるんっ?…っ
(なまえ)
あなた
いっビクッ!?ちょっ…っ..あつっ…むっ!!っんぁっ!?//(何っ今日っ変だ…)
(なまえ)
あなた
っ何処までっ..てっビクッ…何っがっ..!ぁっん//


やっぱ覚えとらんのか..なら尚更どうにかして分かってもらわんとまたやりかねないやん…



宮侑
宮侑
…っやっぱ無自覚やったんかいっ!なら尚更駄目やっ!..っ…”また前みたいな事”起こったら困るやろっ俺は嫌やっ
(なまえ)
あなた
っんっぁ!?ビクッ//
宮侑
宮侑
っハァビクッ//…ハァ

前よりもっとお前のこと..大事なんに…やっと自分のもんになって、ちゃんと守れる立場に居るのに…また他の誰かに無理やり抱かれるようなことされたら…


考えただけで怒りでおかしくなるわ
(なまえ)
あなた
…ハァ…ハァんっハァ…ビクッ..侑…どうし
でもお前…普通に言うても分からんのやろ?自分に向けられる好意にすら、まともに気付けへんやつやしな…



多分こいつの中に、嫉妬とかそういう感情はない…というか


前に平野が何気なく聞いたことがあったらしい。そん時こいつは…



~回想~





平野伶奈 ヒラノ レナ
平野伶奈 ヒラノ レナ
そういえばさぁ、あなたの下の名前って嫉妬とか、何かヤキモチとかそういうのないの?あいつのファンとか、
(なまえ)
あなた
…”ヤキモチ”?
平野伶奈 ヒラノ レナ
平野伶奈 ヒラノ レナ
そう。アンタも相当だけどさ、向こうなんて多分うちの高校で一番モテるよ?常にそこら中悲鳴上がってんじゃんきゃー侑く~んっ♡て
(なまえ)
あなた
…確かにそうだけど、それは最初来た時からそうだったし
(なまえ)
あなた
別に私は…侑の顔が好きで付き合ったわけじゃない。嫉妬とかヤキモチとか…そういうの面倒いから…
平野伶奈 ヒラノ レナ
平野伶奈 ヒラノ レナ
(侑は凄い分かりやすいけどな…)ふ~ん?じゃぁさ、もし侑が”他の女の子とキスしてたら”..どう思う?それも深い方の!
(なまえ)
あなた
…分からない。”そういう気分”だったんじゃないかなって..そこまで追求しないと思うな…。ココが繋がってれば、正直何とも…どうした急に?
平野伶奈 ヒラノ レナ
平野伶奈 ヒラノ レナ
(相変わらずだな…がんば、侑)いや〜別にちょっと気になっただけ〜


ーーーーーーーーーーーー

平野伶奈 ヒラノ レナ
平野伶奈 ヒラノ レナ
ってことがあったのよ。だから多分あんたがどれだけ女子に言い寄られてても何しても分かりやすく嫉妬とか、特になにか言ってこないと思う。大変だね…あんたも
宮侑
宮侑
何やねんそれっ!俺だけ毎回ヒヤヒヤさせられとるん不公平やろっ!💢
平野伶奈 ヒラノ レナ
平野伶奈 ヒラノ レナ
知らない〜。でも安心しなぁ?何処までもアンタしか見てないからあなたの下の名前は〜ただ真っ直ぐ過ぎるだけ〜👋








~現在~




(なまえ)
あなた
…学校で..なんかした..?(覚えてない…)

ギシッ

   ナデナデ
(なまえ)
あなた
んん…侑…?(急に静かになったな…)


気持ちが繋がっとっても…他の人間の考えまでは変えられんのやで..あなたの下の名前?



お前がその考えでまた今日みたいなことするつもりなら..ちょっとくらい意地悪してもええやろ…?


全くヤキモチ焼かれへんのは、何か嫌やねん


宮侑
宮侑
…もし俺が”他の女”とこういう事シたって言ったら…どうする?
宮侑
宮侑
お前…どう思うん?チュッ..カプッ…チュ~
(なまえ)
あなた
んっ痛っ…(それ…前に玲奈にも聞かれた..)

俺は試すようにそう問いながら、そいつの首から胸元にかけて順に自分の跡を付けていった





チュッ



  カプッ 





(なまえ)
あなた
痛っビクッ..そんなんっ…いっ..知らなっ
宮侑
宮侑
他の女”抱いた”手で、お前に触れとるって言ったら…?
(なまえ)
あなた
っ…(何..それ…何かそれ…)
宮侑
宮侑
…(まぁ…そんなん一生ないけど..)カプッ..チュッ..


”他の女を抱いた”…あなたの下の名前以外の奴を..


そう絶対にありえない話をしながら、そいつの身体に跡をつけることはやめなかった




なぁ、今どう思っとるん…?これでも平気って言われたら..どうすれば分かってくれるん?








俺のこの気持ちは…他の誰にも渡したないっっていうこの気持ち独占欲は…




お前には…どうしたら生まれる?



信じるだけやともう…満足できへん…。お前があんまりに真っ直ぐで綺麗なもんもっとるから











(なまえ)
あなた
....だ(侑も偶々そういう気分だったのかもしれない…けど何か…)

たまにその真っ白なこころ、汚したくなんねん


お前…知らんのやろ。こういう気持ちも。

宮侑
宮侑
チラッ。ん〜?カプッ…



何かを発したそいつの表情をみると…





何や…その表情かお…お前今..すごい顔しとるで…?


そいつは、普段のまるで全て見透かしたような真っ直ぐな瞳とは異なり





そんな顔されたら、余計に引き返せんくなるやろ…






一瞬目があったと思えば煮えきらない、困惑した瞳を俺の方からそらした




(なまえ)
あなた
っ…(ならこんなの..付けんなよっ..そいつにも同じように付けたのかよ…)
宮侑
宮侑
何や?お前もさっき俺やなくて、サムに引っ付いとったやろ。
分かりやすく目をそらしたそいつにそう言いながら、先程まで付けていた跡を指で触れるようになぞった



(なまえ)
あなた
っやめっ…触んなっ//(治に…引っ付いた…?自分から…?何で…)
ガシッ
宮侑
宮侑
しかも何や俺やと思て引っ付いとったみたいやしなぁ?俺もあなたの下の名前やと思て”間違えて”他の女抱いてもうたわ(笑)

別に…俺やってこんなこと言いたいわけやない。

(なまえ)
あなた
っ…だ(そんなの…それなら別に…何で笑ってるの…?)
宮侑
宮侑
…なんで目ぇそらすん?俺のこと、嫌いになったん?
(なまえ)
あなた
っなん..でっ…今日っ..変だ..侑っ…




…流石に言い過ぎたか?作り話だとしても、ありえなさすぎて自分で自分が糞やって思うわ…




けどそんな顔、するとは思わへんかった..。いっつも何も言ってこぉへんし、平野の事もあったし…



あとキスマこれ
宮侑
宮侑
ほな続きしよぉやニコッ…(見えるとこに付けすぎた…またジャージ貸さなあかんなぁ)
(なまえ)
あなた
っ嫌だっ!カプッ(胸が…ザワザワするんだ…)
例えありえもしない作り話だとしても、


ここまで言ってしまったためどう収集をつけたら良いかがわからず、全部嘘だから、と謝ろうと思っても、視線だけそらすそいつに中々言い出すことができず


諦めて続きをしようと声を掛けると、突然腕を引かれ自分が先程そいつに付けていたとこと同じようなところに同じ様に噛み付かれた

宮侑
宮侑
っっ!?ちょ…あなたの下の名前__!?
いや…正確には初めてそいつはただ噛むだけでなく”跡”を付けるように噛み付いてきた



(なまえ)
あなた
んっクチュッ…チュ…カプッ…チュ
宮侑
宮侑
っんん!?…っハァ…あなたの下の名前っ!さっきの嘘___っ!?


こいつっ…訂正くらいさせてくれてもええやろっ


(なまえ)
あなた
んっ…ハァ…っクチュッ…チュ…グジュッ(わざわざっ、言う必要、無いだろっ何でっ!)


『侑君っ…//』



(なまえ)
あなた
〜っんぅっクチュッ…チュ…グチュッ(…嫌だっ)
宮侑
宮侑
っんぁっ…っ..まっ..んっぅ!?(..酸素っ)


こいつっ一回落ち着けってっ…



息っ……できへん..からっ!


ガシッ

宮侑
宮侑
〜っんんっ!っハァ…ハァ
(なまえ)
あなた
っ…!?っハァ…ハァ…っ
宮侑
宮侑
っ…一回落ち着きぃ..。…さっきの__
(なまえ)
あなた
っ嫌だ!(こんなのまるで…信じてないみたいで…嫌だ..)
宮侑
宮侑
ビクッ。(びっくりするわっ…)せやからさっきの話___
ギュ


(なまえ)
あなた
それも嫌だっ…けどこんなん…侑の事信じてないみたいで…こんな事考える自分がもっと嫌だっ…!
宮侑
宮侑
っ(何やそれ…)…あなたの下の名前、一回話聞いてや?


ほんまに…他人優先やなこいつは..どんな理由やねん


ますますこんなありえへん話しとる俺最低やん…



(なまえ)
あなた
っ…(いつからこんな..弱くなった…?いつからこんな…)
宮侑
宮侑
ごめんてあなたの下の名前..こっち見てや?
(なまえ)
あなた
…侑と居ると、自分が分からなくなって嫌だ…変な感情ばっか、教えんなよ…っ(いつからこんな…我儘な奴になった..?)
(なまえ)
あなた
っ…何でこんなっ…苦しいんだよっ…優しく、すんなっ…


そういってそいつは両手で顔を隠すようにして、声を殺しながら泣き始めた
宮侑
宮侑
…(やってしもうた…)あなたの下の名前、俺…
今更こいつに、「さっきの話は全部嘘だから」と言ったところで、こいつの胸の内は晴れないのだろう



こいつが言っているのは“そういう”ことではない。それくらい分かる





変に意気地になんてなるんじゃなかった…泣かせてばっかやん、俺…




スナやったら…もっとうまく伝えんのかな…幼馴染やし…


(なまえ)
あなた
っ…面倒臭い奴だって..っ…分かってんだっ…っ…でも全部っ…全部侑のせいだっ..っこれ以上私を…っ弱く、させんなっ…っ…
宮侑
宮侑
っ…



『でも安心しなぁ?何処までもアンタしか見てないから』


『ただ“真っ直ぐ過ぎる”だけ〜』








(なまえ)
あなた
っ…っ…バカポンコツムがっ…っ…
宮侑
宮侑
ホンマやな…(笑)


こいつは何処までも真っ直ぐで、たとえ俺よりしっかりしてて、大好きな北さん兄貴ができても


昔から隣にいるのが当たり前で、それはこれから先も変わらないと再度約束をしたスナ幼馴染が居っても







俺と同じ顔して、同じ様にコイツのこと好きな片割れに好きと言われても…




ずっと俺の方を真っ直ぐにみとってくれとる


けどせやから、心配にも不安にもなんねん。

俺もお前しかみとらんけど、それでも言い寄ってくるやつは居んねん


宮侑
宮侑
なぁ、今更言っても納得いかんのやろうけど一応聞いてや顔、みして?
そういって顔を覆っていたそいつの両手を取って握った


(なまえ)
あなた
っ…
宮侑
宮侑
さっきの話、“他の女抱いた”とか…あれ全部嘘やから…お前以外の奴受けつけんわ
(なまえ)
あなた
っ…ふざけ、るな…なら何で…私は…っ(違う..これはそんなんじゃ…)

分かっとる..分かっとるんやけど…やっぱちゃんと確かめたいやん


宮侑
宮侑
…“ヤキモチ”焼いてくれたん?心配せんでも俺はお前以外興味な___ん”ぐっ!?

バフッ

(なまえ)
あなた
っっ//違うっ…!誰がっ…!(勝手に想像してっ…恥ずすぎるっ//)
バフッ!



元はと言えば自分がこんな話したのが悪いのだが、俺がそいつの心情の核心を突くような事を問うと


そいつは今まで見たことが無いくらいに顔を赤くして、思いきりクッションで人のことを殴ってきた



バフッ!


宮侑
宮侑
っちょぉ痛いわっ!ごめんて!痛っ
(なまえ)
あなた
っ煩いっ!もう寝るっアンタはソファーあっちで寝ろっ!//(最悪だっ…)


っそれはあかんっ!せっかく明日何もないのにっ!!寝かせへんてさっき言うたやろっ!





宮侑
宮侑
っぶなぁ!?お前!ベッドのサイズ考えろやっ!落っこちるとこやったやろぉが!!
(なまえ)
あなた
落とそうとしたんだから当たり前だろっ!さっさと向こう行けっ



これは別に今に始まった話ではないが、どうやら俺らの間ではしんみりした空気も所謂”そういう”空気も長くは続かないようで…



お互いに売り言葉に買い言葉という性分らしく、気づけば今のような空気感になってしまっている





何ですぐこうなるんっ!?俺はいちゃつきたいねん!さっきの酔った状態のコイツなら…




ってあかんあかんっ!もろそれが原因やん、今回のこと…


ちゅーか待てよ…俺まだこいつからサムに引っ付いたことについて何も聞いとらんで?



何さも何も無かったみたいに寝ようとしとるん?待てやお前…


宮侑
宮侑
っちょぉ待ちぃあなたの下の名前、俺まだ許しとらんで?わざわざサムに引っ付いたこと…ニコッ

あいつに引っ付いたことについての怒りは恐らくただの“嫉妬“


それだけなら別にいつもと変わらないし俺もここまで怒りはしない。広〜い器で許したる




以後俺の目が届かないとこで酒を含んだものを飲食しないと約束できるんならやけどな


せめてスナか北さんが居るときだけにせぇ
ガシッ

(なまえ)
あなた
っそれは、…覚えてない…けどごめん..
宮侑
宮侑
ええでぇ〜別に?また今日みたい酔って他の男にあぁいうんしたら怒るけどなぁ?まぁサムやったし?俺居らんとこで酒飲まへんて約束できるんならええねん
ただな…俺が本当に言いたいんはそこちゃうねん
(なまえ)
あなた
…努力は…する..(そんなに酒弱いのか…?私)だからもう寝__!?
ギシッ

宮侑
宮侑
せやけど…ジャージないと彼氏のことだけ認識できへんてどぉいうことや?ポンコツの考えとることはよぉ分からへんなぁ?
たとえ酔っ払ってたとしても…双子やから匂いが似たようなもんだとしてもっ!



せめて認識はせぇや!ジャージ=俺ちゃうわっ

(なまえ)
あなた
はぁ…?(ジャージ?確かに今日…着てないな)一体何した___痛っ!?
ギュ~(手首を強く握る)


宮侑
宮侑
あぁそうやった、“覚えとらん“のやったなぁ?悲しぃわぁ〜ニコッ

さっき言うたやろ?“朝まで付き合ってもらう“て

まだ夜は長いで…あなたの下の名前?
(なまえ)
あなた
ビクッ…離せっ…ドラマーの手首傷められたら困るんだよっ!(何やったんだよっ…私..!)..っ
宮侑
宮侑
あぁあと、俺は至っていつもと変わらへんからな。いつも通りや。どっちかっちゅうと今日変なのはお前やで、あなたの下の名前?
ペロッ

 ジュルッ

(なまえ)
あなた
〜っ!?みっ、耳、やめっんんっビクッ//
宮侑
宮侑
今日俺が“変“だと思うんならチュッ、それはお前が酒なんかで酔って“変“にさせたんやろ。クチュッ覚悟しぃや
(なまえ)
あなた
っんぁビクッっ…ハァっん…


やっぱええなぁその顔…酔っとるせいで素直なのもええけど…


宮侑
宮侑
んっふっ…ジュルッ..クチュッ
(なまえ)
あなた
っいっビクッ!?…や、めっんぁっビクッ


やっぱこっちのほうがええなぁ
宮侑
宮侑
んぁっ..ハァ…“ジャージ“はこんなことせぇへんよな?今…誰のせいでこんななっとるん?
宮侑
宮侑
…なぁあなたの下の名前、応えてやっジュポッ
(なまえ)
あなた
っんぁっ!?っ…ぁいっ…っ…ビクッ!?
(なまえ)
あなた
っ…っじ、ぶんがっんぁっビクッアンタのっ…せ…ぁっ!?ビクッ
宮侑
宮侑
っ..ハァ…んっ…分かっとるやんっ…なぁもう一回“ツム“て呼んでや…っハァ…

酔ってない、普通のお前に呼んでほしいんや
(なまえ)
あなた
っ…んっ…やめっぁっ…んっビクッ激しっ…くっ..ぁすんっなっビクッ//
宮侑
宮侑
っハァ…っほならっ…んっぁ…はよ呼んでっ…(あかんっ..もうヤバイっ)
(なまえ)
あなた
っかった..からっんっハァビクッ//そんっ..な..激っ..んっビクッ“ツム“っ!
宮侑
宮侑
んっ..ハァ…最っ高や…っ..んんっビクッ
(なまえ)
あなた
〜いっ!?ビクッっ..ハァ…っ
宮侑
宮侑
っハァ…ハァ…っ..おりこうさん?ええ子や
ナデナデ

(なまえ)
あなた
っハァ…ビクッ…ハァ…寝るっ!//
えっちょ…待ってやっ


宮侑
宮侑
(まだ全然喰い足りひんのに…)しゃーなしや、ほなら俺もここで___
(なまえ)
あなた
…Zzz

もう寝とるし…子供かて。寝る言うてから本当に寝るまでのスピード早すぎひん?



毎回ほぼ寝落ちやぞ?
宮侑
宮侑
俺わざわざソファー向こう行かへんからな?ここで寝るからな?ええの?
(なまえ)
あなた
ん…煩い…抱きまくら…んん~..Zzz

俺がそう完全に夢の中へと行ってしまったそいつに問いかけると



寝ぼけているのかこいつを見つけた際にサムにやっていたのと同じように


何か寝言のような事を言いながら俺の首に腕を回して抱き着いてきた




今度こそは間違っとらん、間違っとらんけども…


宮侑
宮侑
〜っあっち行けっつってたやつどこのどいつやねんっアホ//
調子狂うからやめてほしい。特に一方的に切り上げられた今は切実にやめてほしい…



(なまえ)
あなた
…んん…Zzz(モゾモゾ
宮侑
宮侑
っ何やねんもぉ…
(なまえ)
あなた
…Zzz


落ち着いたのか、そいつは多少モゾモゾと動いたかと思えば


俺の胸元に顔を埋めてそのまま深い眠りへと落ちていった




北さんが“妹“みたいやって感じる気持ち…ちょっとわかった気ぃするわ…



ポンッポンッ






宮侑
宮侑
とんでもない化け猫やなぁ…
(なまえ)
あなた
…Zzz



まぁ…こいつにとっては俺も相当なんやろうけど。


宮侑
宮侑
…寝よ



多分明日起きたとき思いきり蹴飛ばされる気がするけど…



恒例すぎてもはや慣れたわ…お前のおかげで相当図太くなったと思うで?



(なまえ)
あなた
…Zzz
宮侑
宮侑
(笑)…Zzz


次に目が覚めたときに思いきり蹴りが入ることを覚悟して、そいつに引っ付かれたまま自分も引っ突き返した状態で眠りについた

























‐翌日‐





ボコッ


(なまえ)
あなた
っ何っであんたが横に居るっ〜!!ソファー行けって言っただろうがっ
宮侑
宮侑
っ痛いわ!!お前が勝手に寝落ちるんが悪いんやろっ!その後何処で寝ようが俺の勝手やんっ!!
(なまえ)
あなた
っじゃあ“この態勢“は何だっ!あっついから離せっ//
宮侑
宮侑
これもお前から引っ付いてきたんやろうがっ!可愛かったからええけどなっ!💢
(なまえ)
あなた
っうっさい!
ボコッ
宮侑
宮侑
いったぁぁ!セッターはチームの司令塔何やぞっ!!これ以上馬鹿になったらどないすんねんっ!!
(なまえ)
あなた
もう限界突破してるから安心しな。グサッ赤点取ったら春高行けないけどなグサッ
宮侑
宮侑
っ…イタイ…心がイタイ…イジメや…
(なまえ)
あなた
あぁそういえば。応援合戦のセリフ考えた?考えてないよね、そうありがと
宮侑
宮侑
まだ何も言っとらんわっ!!
(なまえ)
あなた
え…?何、侑のくせに考えてるの?(私も忘れてたのに…)
宮侑
宮侑
“くせに“は余計やぞっ!!せやな、どうするかくらいは考えたんやで?
(なまえ)
あなた
へぇ〜教えてよ(もういっそ団長と同じで良くないか?)というか離せ変態
宮侑
宮侑
まぁ去年と対した変わらんのやけど…











〜♪(アラーム)


 〜♪


  ポチッ


(なまえ)
あなた
…は?(期待した自分が馬鹿だった…)

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