第11話

第8章 仕事
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2020/05/07 13:29
真選組に入隊して数週間。私は副長補佐として土方さんを支えながら日々仕事をしている。
「(○○)、そろそろ出るぞ。」
今日は攘夷浪士の密会に乗り込みに行くのだ。

土方さんに呼ばれ、私は返事をしながら立ち上がり、戦場に向かった。
       数分後
「御用改めである。真選組だー!」
威勢の良い声と共に刀と刀が激しくぶつかり合う音がする。

『!?土方さん!今向こうの方に桂が!』
「本当か(○○)!」
『はい!あれ絶対桂です!』
「よし、追うぞ!」
そうして2人で奥の通路を駆けると、

『!いた、桂!止まりなさい!』
振り返ると桂は私を見るなり
「む、もしやお前(○○)か!?生きていたのだな!」
と、若干聞き覚えのある台詞を言うものだから
『いや、桂もか!』

と思わず突っ込んでしまう。すると土方さんに
「(○○)、知り合いなのか!?」 
と聞かれてしまった。
まずい、ここでバレる訳にはいかない!

『いえ、幼少期の頃同じ寺子屋に通っていたんです。』
本当の事だし、これでいいのだ!そう思っていると、桂は
「悪いが俺はまだ捕まる訳にはいかん!と、言う事で……」

そう言うと桂は後ろの窓を突き破り、
「また会おう!さらば!」
と言い残し、ハンググライダーで夜空の中に飛んで行った。

「『いや、怪盗キ**かよ!』」
私は今度は土方さんと同時に、桂に突っ込みを入れるのであった……
それから数日後。非番で暇なので、久々に万事屋に顔を出して見る事にした。


作者から
今更ですが、主人公の容姿書きます!
忘れてました、すみません!
・肩よりちょい下くらいの長さの
黒髪(毛先3㎝くらいは藍色)
・薄紅色の目(桜花族の特徴)
・桜花族
・身長は165cmで、体重48kg
・23歳

読んで下さりありがとうございます!
これからもどうぞよろしくお願いします!

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