第30話

本性
7,330
2023/03/23 17:00




学パロです。







長尾side



長「はぁ、今日もかっこええ...」


流「また道枝のこと見てるん?」


長「うん、いつ見ても飽きひんわぁ」



教室のベランダからグラウンドでサッカーをしている彼

を見る。


彼のことをいつから見始めたのかは正確には覚えてない

が、中学2年生の時からのはずだから3年以上は経ってい

る。


中学校も同じだったがあまり関わりをもったことがな

い。

彼は男女問わずに好かれてて常に周りに人がいた。


だから根暗な俺が簡単に近づける人ではなかった。



長「あ、今日図書当番や」


流「一緒帰れないん?」


長「うん、先帰ってて」


流「はーい、また明日な〜」



図書当番の仕事をしている時が1番楽しい。

なんでって?

道枝くんが図書室に来るからや!


顔も頭も良くて読書も好きなんてもう完璧過ぎるよな。


俺は道枝くんが本を読んでいるところをバレないように

こっそり写真を撮っている。

みんなも好きな人の写真くらい撮るよな(?)





返却された本の整理をしていると扉が開いて道枝くんが

入ってくる。


今日は図書室に誰もおらんくて2人きりだった。

道枝くんは難しそうな本を取ると椅子に座って読み始め

た。


長(ほんまにかっこええ、同じ空気吸えてるだけでありが

たいなぁ....)


神様今日もありがとう、そう心の中で呟いてバレないよ

うに写真を撮った。


長(よし、写真も撮れたしプリントまとめるか)


道枝くんの近くから離れてプリントが置いてある机に戻

った



はずやった。



長「ぅわっ!?」



急に後ろから腕を強く引かれた。

そのまま俺は床に尻もちを着く。



長「え、え?」


何が起きたかわからずに顔を上げると俺の目の前に道枝

くんが立っていた。



道「盗撮はあかんよ、長尾くん」


長「!!」


道「しかも何枚も撮ってるよな?」



気づかれてた、やばい、どうしよう

俺は焦って言葉が出なかった。



道「みんなにバレたらどうなるんかなー?」


長「....」


道「あんな陰キャが道枝くんのこと撮ってるなんて許せ

へん、いじめたろ。とかなるんちゃう?笑」


長「ぇ、」


道「そしたら教室に居づらくなるなぁ?笑」



なんか、いつもの道枝くんやない。

いつもはみんなに優しくて平等に接してくれて悪いこと

は絶対しなさそうな完璧な人なのに、今俺の事脅してる

よな?


長「ごめん、なさい。もう撮らんから許してっ、」


道「んー笑これから俺の言うこと聞いてくれるんやった

ら許してもええけど?笑」


長「な、何すればええの、?」


道「そうやなぁ、俺と付き合うとか?」


長「付き合う!?//」


そんな言葉が出てくるなんて思わんくて驚いてしまう。



道「あ、別に本気で付き合うとかやないから。ただ毎日

告られてめんどくさいから恋人作ってあいつら寄せ

ないようにすんねん」


長「は、はぁ...」


道「じゃあよろしくな、長尾くん。それと恋人なんやか

らキスもハグもそれ以上もするからな?♡」


長「〜〜〜っ///」


顔が熱くなる。

道枝くんは俺の顔を見てにやにやしながら、


道「他の奴らにバラしたりしたら写真だけやなくて放課

後俺の椅子に座ってたことも言うから」


と言って耳にキスをしてきた。


長「ひぃっ//」



俺がしてたことは道枝くんに全てバレているようだっ

た。



嫌な予感しかしないのに、どこかで嬉しそうにしている

自分がいる。





数分後にハッと我に返りプリントをまとめ急いで家に帰

った。

そしていつもより早めにベッドに入る。


長「夢や、全部嘘なんや...」


自分がモテていることを知っててそれをめんどくさいと

思っている道枝くんも、弱みを握って脅してくる道枝く

んも全部全部嘘や。

嘘であって欲しい、、




俺はそう願って明日からの生活を少し不安に思いながら

眠りについた。

















最近書いては決しての繰り返しで中々いい物が書けない

です笑

納得いかないともういいやーってなって途中でやめて違

うの書き始める癖があって..笑

あとは少し文章が雑になるというか🫣

最後までちゃんと書いたりするものが少ないですね😅





なにわ祭り楽しみですね〜💕

毎朝サチアレ聞いて元気を貰っていたので4月から聞け

ないとなると悲しいですね🥲

朝から泣きそうです笑








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