長尾side
2月14日。
今日はバレンタインデー。
女の子が男の子にチョコを渡す日や。
みっちーにチョコを渡したい。
そのことで今日は大橋くんに相談していた。
和「なんで当日に言うんよ」
長「え、当日はだめでした?」
和「準備とか色々あるから昨日とかに相談してほしかっ
たな〜」
長「準備のこと忘れてた...ごめんなさい」
和「まぁなんか来そうやな〜って思って一応材料多く用
意してたから大丈夫やで」
長「よかったぁ、、ありがとうございます!」
和「とりあえず作るもん言うな?」
長「はい!」
大橋くんが作ろうとしてたのは生チョコやった。
俺は作ったことないから教えて貰いながら作ることにし
た。
長「出来たー!」
和「ラッピングも上手く出来たなぁ」
大橋くんのおかげで綺麗に作ることができた。
あとはみっちーに渡すだけや!
和「みっちーどうだったか教えてな〜」
長「はい!ありがとうございましたー!」
今日帰ってくる時間11時くらいって言ってたな。
最近忙しくてちゃんと寝れてなさそうで不安や..。
みっちー明日オフやしチョコ渡すついで?にみっちーの
疲れが取れそうなことしようかな〜。
時間が過ぎてって11時半頃。
ガチャッ
みっちーが帰ってきた。
長「みっちーおかえり!」
道「ただいま...もう眠すぎてげんかい、、」
長「はよ寝よか!あ、寝る前にこれ受け取ってくれへ
ん?」
道「ん〜..これ...」
長「バレンタインやから大橋くんと一緒に作ったん
よ!」
道「うれし、ありがと長尾」
長「じゃあもう寝よか」
道「.....やっぱ寝るのやめた」
長「え、眠いんやろ?」
道「長尾ともっと話してたいから..」
長「な..可愛ええっ!」
道「お返し、楽しみしててな?」
長「高級チョコ待ってるで〜」
道「高級..考えとくな、」
それから夜中の1時くらいまでみっちーはうとうとしな
がら話してた。
寝る時もみっちーが抱きついてきてなんかいつもよりデ
レデレしとった。
ホワイトデー楽しみやな〜。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。