長尾side
今日は雑誌の撮影があった。
ペアでの撮影もあり、みちえだいご、ピナバタ、丈橋橋
の順で撮っていた。
撮影が終わって流星くんと話していた時。
大「りゅうせ〜♡」
流「わっ!」
流星くんが大吾くんに後ろから抱きしめられた。
でもいきなりやったからバランスを崩して俺の方に倒れ
てきた。
道「っ長尾!!」
流「.....ごめん謙杜!大丈夫!?」
長「俺は大丈夫やで...流星くんはだいじょ...」
あれ、なんで目の前に俺がいるんや?
しかもなんか驚いた顔してる。
どういうことか分からんくて考えていたら、俺(?)から
腕を引っ張られて楽屋の外に行った。
人気のない所まで来た時、何が起きたのか理解した。
流(長)「流星くん...もしかしてこれって...」
長(流)「入れ替わり...やんな?」
今俺は流星くんの体で、流星くんは俺の体に居るってこ
となんや。
漫画みたいな展開あるんやな。
流(長)「とりあえずみっちーに報告...」
長(流)「それはダメや!!」
流(長)「え、なんで?」
長(流)「こんなんバレたら心配して病院に連れてかれる
し...大事にしたくないねん...」
流(長)「たしかに...とりあえず、戻る方法考えましょう
か!」
長(流)「あの時頭ぶつけた気がするんやけど、またぶつ
けたら治るんちゃう?」
流(長)「なるほど、じゃあ早速...」
大「流星ー!もう帰るでー!」
長(流)「大ちゃん!」
大「?謙杜、今西畑のこと大ちゃんって言った?」
長(流)「あ.....」
流(長)「大ちゃんもう帰るん?」
疑われないように俺は流星くんのふりをする。
大「流星も帰るやろ?」
流(長)「うん!でもその前に謙杜に伝えときたいことあ
るから待ってて?」
大「待ってるわ、謙杜もみっちーが探してたで〜」
長(流)「すぐ行くって言っといてください!」
流(長)「どうしよう...」
長(流)「とりあえず謙杜は大ちゃんと一緒に帰って。俺
はみっちーと帰るから」
流(長)「わかりました!」
長(流)「それと..スマホなんやけど...」
流(長)「あ、いつもみっちーから確認されるのでスマホ
は交換出来ないです!」
長(流)「謙杜もされるんや...じゃあスマホは俺の持って
てな」
流(長)「はい!じゃあそろそろ行きますか!」
大「ーーでな、ほんまに楽しかったんよ〜」
流(長)「そうなんや」
大「あ、家着いたな」
流(長)「うん、入ろか」
ドアを開けて中に入った時、大吾くんからキスされた。
流(長)「ん!?」
大「ただいまのちゅー♡♡」
流(長)「あ、そうやな...」
なんか罪悪感が...
流星くんいつも帰ってきたらキスするんや。
そういえばみっちーもするよな。
なら流星くんもみっちーと!?
仕方ないんやろうけど嫌や...。
大「流星、今日ずっと謙杜と居ったよな」
流(長)「え..あ、うん」
大「なんで俺のとこ来てくれなかったん?」
流(長)「それは.....」
入れ替わったからなんて言えへん!
大「言えないん?」
流(長)「ごめん大ちゃん...」
大「...お仕置きや。」
流(長)「え゙」
お仕置き.....おしおき.......。
お仕置きってどんな!?
気づいたら寝室に来ていた。
大「流星...」
ベッドに押し倒されて大吾くんの顔が近づいてくる。
大吾くんって流星くんの前やとこんなかっこええ顔する
んやな.....ってこんなこと考えてる場合じゃない!!
流(長)「大...ちゃん!待って!」
大「待たへん」
キスをされて服の中に手が入ってきた。
もうダメや.....そう思った時、家のインターホンが鳴っ
た。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。