第24話

入れ替わり 2
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2023/02/10 09:00





前回の続きです。


大西畑要素あり。







道枝side



長尾が楽屋に戻って帰る準備をしていたとき違和感を感

じた。


なんでかは分からんけど、なんかちゃうなって。


一緒に歩いてるときも、いつもは熱心に聞いてくれるは

ずなのに今日は静かやった。




家に着いて靴を脱いだ後、リビングに向かおうとする長

尾を後ろから抱きしめた。



長(流)「っ...な、なに?」


道「今日なんか変やない?」


長(流)「べ、別に普通やで?」


道「普通か.....」







俺は2人きりになると長尾にめっちゃ甘える。

やから今日も構ってもらおうって思ってソファに座って

る長尾の膝に頭を乗せた。



長(流)「え、ちょみっちー!?」


道「2人の時はみっちー呼び禁止って言ったやん...」


長(流)「えっと.....しゅんすけ?」


道「ちゃんと呼んでな?」


長(流)「う、うん...」



おかしい、絶対なんか隠してる。



道「今日なんかあった?」


長(流)「えっ別になんもないで...」


道「嘘や。10秒以内に言わんとキスすんで」


長(流)「キス!?」


道「じゅーう、きゅーう...」



俺はカウントダウンをしながら長尾に顔を近づける。

長尾は困ったような顔をしていて口が開いたり閉じたり

している。


道「さーん、にーい、いー...」


長(流)「っおれ、謙杜やないねん!!」


道「....は、?」


やっと口を開いたかと思ったら自分は謙杜やないって言

った。

どういうことや??



長(流)「そ、その...俺流星なんやけど...」


道「...さすがに冗談きついで?」


長(流)「冗談やない!俺と謙杜一緒に倒れたやん?その

時に頭ぶつけて入れ替わったみたいで...」


道「そんなこと...あるん?」


長(流)「俺も疑ったけど....」


道「じゃあ俺流星くんに甘えてたってことなん!?」


長(流)「そうなるな、デレデレみっちーのこと誰にも言

わんから安心してや!」



そういう問題じゃないねん...。

ん?てことは今長尾は大吾くんの家におるってことやん

な?


なんか嫌な予感...




道「俺、大吾くん家行きます!」


長(流)「あ、待ってや俺もいく!」






インターホンを鳴らしたら鍵が開いた音がして中から大

吾くんが出てきた。



大「みっちーと謙杜?どうしたんこんな時間に」


道「流星くん...いますか?」


大「寝室に居るけど...」


長(流)「っ連れてきて!!」


大「え、わ、わかった」



しばらくすると流星くんの姿をした長尾が来た。



流(長)「けん..ととみっちーどうしたん?」


長(流)「もうみっちーには全部言ったから普通にしてえ

えよ」


流(長)「え、言っちゃったん!?」


長(流)「キスされそうになったら言うしかないやろ?」


流(長)「ぁ..た、たしかに」


道「...長尾なんかされたん?」


流(長)「その.....」


大「ちょ、みっちー何言ってるん。謙杜やなくて流星や

けど...」


長(流)「大ちゃん..俺と謙杜入れ替わってんねん」


大「入れ替わり?そんな映画みたいなことあるわけない

やろ〜?」


流(長)「嘘やない!!」


大「え、?流星...?」


流(長)「大吾くんごめんなさい、俺流星くんやないで

す..」


大「...ほんまなん?」


道「俺も最初は驚きました」


大「.......じゃあ俺謙杜と..」


入れ替わったことを理解した瞬間、大吾くんの顔が真っ

青になっていった。

...なんかやったんか?



長(流)「何があったかはまた後で聞くから、とりあえず

戻る方法一緒に探してくれへん?」


大「頭ぶつけてみるとか?」


流(長)「流星くんの頭にヒビ入ったら...」


大「それは嫌やな...」


長(流)「そんな心配してたら一生戻れへんわ」


道「病院に行って相談する?」


流(長)「信じるか分からんし...」


大「とりあえず他のメンバーに伝えとこうや、キャラ変

わったとか思われたら嫌やろ?」


長(流)「.....伝えとこか」


流(長)「はい..」


大「あ、流星と謙杜が戻るまで俺ん家に泊まらん?」


道「いいんですか?」


大「そっちの方が安心するやろ?」


道「たしかに..じゃあそうします」





大吾くんの家に泊まるから長尾と服などの荷物を取りに

行くことにした。



流(長)「みっちーごめんな」


道「なにが?」


流(長)「なんかあったらすぐ伝えるって約束したのに伝

えんかったから...」


道「迷惑かけたくないとか思ったんやろ?俺やって同じ

状況やったら言わんかったし」


長「ぅん、あとな..」


道「あと?」


長「俺大吾くんとキスしてもうた」



長尾は俯いたままそう言った。


だから大吾くん真っ青になってたんや。

流星くんやと思うもんな、普通。




仕方のないことなんやろうけど...嫉妬する。



道「別に気にせんでええよ」


流(長)「みっちー、」


道「その代わり元に戻ったら1日中キスするから!」


流(長)「1日!?そんなしたら口腫れるわ!//」


道「戻るの楽しみやなぁ〜」














大吾くんの家でご飯を食べたりお風呂に入った後、どう

寝るか話していた。





大「ベッド2人ならいけるんやけど」


道「俺大吾くんと寝ます!」


流(長)「俺とは寝てくれないん?」


道「長尾の姿の流星くんと大吾くんが寝るってなったら

嫉妬するから」


長(流)「まぁ謙杜と大ちゃんが一緒に寝てるみたいにな

るもんな」


大「じゃあ流星と謙杜はベッドで。みっちー布団でもえ

え?」


道「布団で!」






長(流)「早く戻るとええな」


流(長)「そうですね!」



俺も早く戻って欲しいと心の中で思って眠りについた。










?「ーー!!」


?「〜!!」



朝、声が聞こえて目が覚めた。



道「..どうしたん?」


流「自分の体に戻ってる!」


長「ほんまによかったぁ〜〜!!!」



朝起きた時、2人は戻っていたという。

てことは長尾とやっとキスできるってことやんな?


道「よかったやん、これでたくさんキスできるな♡」


長「そうですね!よかったなぁ流星くん!」



.....ん?なんで流星くん?



流「ちょ、謙杜の前でキスとか言わんといてや大ちゃ

ん!!」



大ちゃん?.....なんか嫌な予感が..。



長「みっちー遅いな、トイレいって何分経つんよ〜」


流「そろそろ来るんちゃう?」





ガチャッ


扉の開いた方へ顔を向けると、俺がおった。

そして何が起きたかわかった。



大(道)「大吾くん..?」


道(大)「...みっちーやんな?」





長尾とキスできるのはもう少し先になりそうや。









2日遅れたけど昨日は丈さんの誕生日でしたね🎂

FCの方の動画で道長さんの距離が近くてそちらにしか目

が行きませんでした笑笑可愛かった😍

丈さんが主役なのに😅


西畑さん映画主演で嬉しいんですけどホラー映画苦手な

ので行こうか迷ってます笑

6月楽しみです🫶🏻



長尾さんドラマありましたね!

映画でもドラマでも見れるとか最高過ぎます💕

松潤と2度目の共演👏🏻





次はバレンタインのお話書こうかなと思います🍫








☆700ありがとうございます✨️






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