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第66話

『番外編【Kiss me pleas】』
707
2021/06/06 14:10
貴「…うーん…」
レ「どうしたの?あなた?考え事?」
あなたは恋愛に関する本を片手にウーンと悩んでいた。
貴「あ、ちょっとね…」
レ「?大丈夫?」
あなたが何か悩んでいる時は大抵一人で解決しようとしてしまう。
レ「私で良ければ聞くよ?」
貴「…えっと、あのね…」
あなたは少し、恥ずかしそうにレビィに耳打ちした。
レ「…!!キス?」
貴「っ///…うん、その、お付き合いしたから…キ、キスのタイミングが…わからなくて…///」
モジモジと恥ずかしそうに伝えるあなた。レビィはその姿が可愛すぎて机に突っ伏してしまった。
レ「ほっぺとかは?」
貴「ほっぺ?」
レビィはあなたの為に色々と考えてくれた。
レ「いきなり、口は恥ずかしいならほっぺとか、おでことかにすればいいんじゃない?」
貴「なるほど…」
あなたはレビィに言われたことを忘れないようにメモを書いている。
レ「頑張って!」
貴「は、はい!!」
こうして、頑張ってガジルにキスするぞ!大作戦が幕を上げた。
貴「い、行ってきます!」
レ「がんばれー!」
ロボットのような歩きかたをしているあなた。相当緊張しているようだ。
貴「っ…(ほっぺに、ほっぺに…)」
顔を真っ赤に染めながらガジルの元に向かうあなた。
ガ「?オイ、どうした」
貴「!?///…え、えっと///」
あなたが顔を真っ赤にしながら行進しているのが心配になったのか、ガジルがあなたの顔の前に現れた。
ガ「?」
貴「っ///…チューしてもいいですか…///」
ガ「…?!/////」
ガジルもあなたと同じように一気に顔が赤くなった。幸いにも、あなたがボソッとガジルの耳元で言ったため周りには聞こえていない。
ガ「い、いきなりなんだよ?!////」
貴「そ、そうですよね?!ご、ごめんなさい!!///」
あなたは、顔を真っ赤に染めそのままレビィの元に一目散に向かって行った。
レ「どうだった?!」
貴「や、やっぱりいきなりはダメだよね…ガジルさんも困ってたし」
頬を赤く染めたまま、恥ずかしそうに頬をかいている。レビィは一言ズバッとあなたに言ってやった。
レ「何言ってるの!好きな女の子からそんなこと言われて嬉しくない男の子なんていないよ!」
貴「す、好きな女の子…///」
ポッと頬が紅くなるあなた。恥ずかしいのか、顔を手で覆ってしまっている。
ガ「…オイ」
貴「?!は、はい!!」
レビィと一緒にいたあなたの後ろに現れた。いきなり現れたので、あなたはかなり驚いている
ガ「…こっち来い」
貴「は、はい…」
ガジルに連れられあなたは、誰もいない医務室に連れてこられた。
ガ「…んで、誰に毒された」
貴「?!ち、違いますよ!!」
あなたの意思ではないと思ったガジルは、女性陣に何か言われて実行したのかと勘違いしている。
ガ「?じゃあ、誰だ?」
貴「っ///…それは、えっと…私の意思で…」
モジモジと恥ずかしそうにしているあなた。でも、きっちりと自分の意思であることを伝えている。
ガ「…あなたがしてぇなら、俺は別に…」
貴「!?///え、あ…ありがとうございます///…」
2人とも異性と付き合った事がないため何処かぎこちないが、初々しくて可愛らしい。
貴「えっと…し、失礼します…」





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