第60話

『番外編【結婚相手】』
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2021/06/05 13:47
貴「ワァオ…ミラさんさん凄いですね」
青い天馬の魔道士であり、週間ソーサラーでグラビアアイドルをしているシェリーがミラと、大魔闘演武でグラビア対決で勝敗を決めているのだが…なかなかなエッティだ←
ガ「…」ジーッ
貴「?!…な、なんですか…」
ミラが試合を行っているのだが、ガジルはあなたのことを何故かじーっと見つめている。
ガ「グラビアやってみろよ」
貴「?!絶対に嫌です!!!」
即答して答えるあなた。グラビアはチャレンジしたことはないのだが、普通に恥ずかしいから嫌だ。
貴(…グラビアやる人はお胸の大きな人がやるからいいんです!…貧相な私がやったって誰も喜びませんもん)
ウンウンと一人で頷いているあなた。ミラの方に視線を向けると、何故か女性の魔道士達が会場に降り立っている。
貴「?なんで、皆さん水着姿なんです?」
ガ「さぁな」
ジーッとあなたがミラ達のことを見ていると、会場に降りているルーシィと目が合った。
ル「あなたー!!アンタも降りてきなさーい」
貴「!?ム、ムリですよ!!」
ルーシィに呼ばれたあなただが、顔を横にブンブンっと振って拒否している。
ジュ「あなたさんも行きますよ!」
貴「え?!ジュビアさん?!!は、離してぇー!!?」
ガバッと勢いよく腕を掴まれたあなたはそのまま会場に降りてしまった。会場に入ると、魔法で強制的に着替えさせられてしまう。
貴「っ!!////…は、恥ずかしいです…///」
あなたが着させられている水着は、あなたが着たことがないような青いビキニだ。
ル「似合ってるわよ!」
貴「ムリです、ムリです!!///」
顔を抑えてその場に座り込んでしまったあなた。チラッとガジルの方に視線を送り、助けを求める。
ガ「っ///」
ガジルは後ろを向いて壁に頭をぶつけている。あなたの姿を直視出来ないのだ。
貴「そ、そんなにお見苦しいですか…」
少しショックを受けてしまったあなた。続々と魔法で着ている洋服が変化していく。
貴「…?!ルーシィさん!見てください!ウェディングドレスですよ!!」
光に包まれ女性陣達は綺麗なウェディングドレスが身を包んでいる。
レ「あなた可愛い!!」
ウェディングドレスを着れるなんて思ってもいなかったあなたは嬉しそうにニコニコと笑っている。
司「女性陣達は、お相手をお選びください!!」
かなり興奮気味になりながら話している。司会者もかなりノリノリのようだ。
貴「…お相手って…」
きっと、ガジルはこういうのには出てくれないと思ったあなたはトコトコとその辺を歩き始めた。
ス「何処に行くんですか?お姫様」
貴「ウワッ!?ス、スティング君?!///」
なんと、あなたのことを軽々と横抱きにしているスティング。スティングの衣装も白いタキシードを着ており、しっかりと結婚式の衣装だ。
ス「このまま結婚しますか?」ニコッ
貴「!!////け、結婚!?///」
スティングの余裕の表情に翻弄されるあなた。まさか、彼から結婚を申し込みされるとは思わなかった。
ガ「オイ、やめろ」
貴「!ガジルさん!」
なんと、こういった行事には出ないと思っていたガジルが現れた。
貴「!///…(か、かっこいいな…)」
あなたの目にはガジルしか映っていなかった。髪はたばねており黒いタキシードだ。
ス「ここは後輩に譲ってくださいよ」
ガ「譲るわけねぇだろ」
バチバチとガジルとスティングがバトルしているのを苦笑いをしながら見ているあなた。
リ「騒がしいな」
貴「!リオンさん!…!やっぱりリオンさんは似合いますねキラキラしてます」
蛇姫の鱗のリオンもコレに参戦していたのか、あなたの隣に現れた。
リ「あなたも似合っている、可憐だ」
氷の造形魔法で髪飾りを作りあなたの頭に付けるリオン。
貴「!ありがとうございます!」
ニコニコと笑っているあなたを見てリオンも表情が和らいでいる。
ス「ちょっと、何いい雰囲気になってるんですか」
ガ「半裸野郎2あなたから離れろ」
バトルをしていたガジルとスティングがリオンに気づいたのか、一時休戦をしこちらにやってきた。
貴「仲良くしてくださいよ、皆さん大人なんですから」

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